インプット備忘録
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星★★★★★


異国の極寒の地でのストーリーでしたが、演者の熱を、熱く熱く感じる映画でした。


テレビで出演者が、映画のPRをされているのを事前に観ていたのですが、大変だったことを伝えているけど、どこか飄々としたイメージに感じていました。もっと熱く、命をかけて演じていたことをアピールするべきだと、映画を観終わってから、素人ながら感じました。

大変だったアピールはしない風潮なのかもだけど、せっかく良い映画なのにPRの仕方が勿体ないと切実に思いました。

それだけ、たくさんの方に。日本だけでなく、世界中の方に観ていただきたい映画でした。


俳優さんの鬼気迫る変貌、ガリガリに痩せられている姿は衝撃的でした。

ストーリーも惹き込まれる内容で、戦時中、戦後に、こんな状況下の方たちがいたんだと知ることができ、また実在した方のお話だと知り感銘をうけました。

すごく昔の話のように思いますが、およそ80年前。自分の祖父や祖母も同じような体験をしていたのかもしれない。私たちも少し早く生まれていたら同じ体験をしていたのかもしれない。これからの未来に同じ体験をするのかもしれない…。そんなことを観終わった後に考えました。


正直、映像を観ることに意識をとられてる時間が多かったので、もう一回、じっくりとストーリーを観たいと思いました。



星★★★★☆


エンディングが考えさせる系の映画は後味が悪くてあまり好きではないのですが、この映画もそんな感じかな?と途中まで思っていました。けど、最後にちゃんとした結末が描かれていたので考えさせられながらも、爽快感を得られました。「なるほど、そう来たか」と。主役、脇役それぞれのキャストが光ってた映画でした。

まったく自分のことを知らない場所でリスタートしたい気持ちって誰でも一度は考えたことがあると思います。自分ではどうすることも出来ないことなら尚更、そのレールから外れたいと願うはずです。犯罪者の家族、在日韓国人、老舗の後継など立場はいろいろですが共感できる部分もありました。

私は病弱な自分の身体から抜け出せたらな…とふと感じたけど、こればっかりは抜け出せないな。いろいろなしがらみはあるけど、前者は逃げることができます。不治の病と戦ってる人は逃げたくても逃げられない。そんな人たちがいることを記憶に留めといてほしいです。