夏、南風のキーワードから? ふと思い出したポケットビスケットの「power」
ちょっと長いけど書いていきます
当時は仕事で泊まり勤務があったので、テレビドラマやバラエティ見るのが毎週というわけには行かず、
いつも見るのが飛び飛びになって、テレビの記憶も飛び飛び
また、30歳前後だった当時、心に余裕が無くて、千秋やウドといった個性的なキャラが好きではなかったかも
でも、今見るとすごくバランスの取れた3人組だと思います。名前も凄くイイし、千秋の声量も凄い!
ソロではちょっと・・・ って感じやけど、3人揃うと魅力が数倍に。またライバル(悪役)も居たから更に輝いた
今になって動画見たりして調べたら、千秋は大企業の社長の娘で、ロリータファッション、パンクやロックが好きだったらしく
それで25歳過ぎても世間知らずの小学生みたいなキャラだったらしい
そこにウドと仮装した内村が入ると・・・ 確かに小中学生に人気が出そうな感じ
そもそもはウッチャンナンチャンの番組企画で、アジアへスター歌手を誕生させる話があり、
レコード会社からの要望が、女性3人組ユニットで、とのこと
歌手志望だった千秋は当然メンバーに入れると思ったが、南原がわざと千秋を外して笑いを取る。お前らはお前らでやっとけ。
しかし千秋は収録中に本気で泣いてしまい、内村がとっさに「第二のマモーミモーを作ってやるダニ!」とかばったことで始まる
その後、南原のもとからハブられ同然でウドを引き抜き、おまけ扱いの企画で進むことに。
そのとき、女性3人組ユニット向けにウドが考えていた「ポケットビスケッツ」という名称を南原から当てがわれ、
打合せで千秋のソロか2人か3人かで、千秋が「3人がいいダニ!」と言ってユニットが決定する
アドリブというか即興というか、その場の雰囲気、なんとなく、カン・・・ 案外こういうものが熟考するより息の合ったものを生み出すことがあるのかも
デビューシングルで女性3人組よりも支持を受けて、企画のメインになると
第2弾シングル「Yellow Yellow happy」が150万枚の大ヒットに
足をダンダンする、もしもダンスも流行ったそうな
お笑い番組として盛り上げて進むためには、○○対決やら、○○出来なければ即解散やら
ライバルユニット「ブラックビスケッツ」の出現やら、いろんなことをやっていき、
第3弾シングル「red angel」も快調に売れます
今聞いても、ポケビもブラビも、男性陣の声とも良く合ってる
1年何か月ぶりに第5弾シングル「My diamond」を発売するとき、ついにブラビとの対決で負ければどちらかのマスターテープ破壊! まで企画が進み
負けたポケビの「My diamond」のマスターテープが本当に破壊される
そして勝ったブラビが出した第2弾シングル「timing」はトータル148万枚の大ヒットになる代表曲に
可愛いくて万人受けするビビアンがいるブラビは、ポケビに勝るとも劣らない人気(実際、ビビアンは好きだった 笑)
小学校のそこかしこでは「ポケビとブラビ、どっちが好き?」って会話がよくされたそうな(笑)
自信を失いかけていたポケビの3人
しかし1人でもファンがいれば、CDが無くてもその人のためにも自分たちのためにも歌う!と言う千秋
それなら次のCDを出すために署名運動をしようと提案する内村、それも100万人くらい署名を集めないとダメだと。
署名活動の中、100万人でCD発売は許可された。ただし期限は6月21日までのあと2週間と決まり、固まる千秋
そして、ファン世代の小中学生を中心とした大署名活動が展開されることに
一週間前までに集まったのは51万票
そして何とか締め切り日までに集まったのは71万票
やることはやった。あとは当日何票集まったか?集計にかかってきた
「ポケットビスケッツ 100万人署名! これが・・・ 答えだ!!」
絶叫の後、明かされたのは178万人!! 千秋が泣き崩れて立てない
その後、突貫作業で7月に発売されたのが「power」
南風に乗せてファンに届け!って感じの曲になってます。
何もないところから生まれたポケビはファンに支えられて成長し進んでいく、みたいな感じ
たぶん、そのころがピークだったかな
そして「power」と「timing」で紅白出場も果たします
内村は千秋に、ソロになったほうがお笑い番組にしばられず自由に歌えるし、他局の歌番組にも出れる、と諭す
いちばん旬とか勢いを敏感に感じてる内村は、ソロデビューのタイミングとして一番と感じたのかも
あと、ポケビとしてやることはやり切ったような・・・ 内村・ウドはあくまでお笑いだから
結局、千秋のソロは全くポケビとは路線の違うパンクっぽいものだったのでファンも付いていけず、成功しなかったみたい
なので、やっぱりポケビが一番合っていたのだと思う