イメージ 1  さて、それでは色付きのラインは全くカムフラージュされないのでしょうか?

 実は海底の複雑な磯場へ行くと、探さなければ分からないくらい隠れてしまうことがあります。これが本当に不思議なのですが、目の錯覚というか何と言うか・・・・

 実は磯には沢山の色があって、そこに埋没してしまうと言えば的確でしょうか?例えばゴチャゴチャした部屋で小さな何かを見つけようとしても、パッと見ただけでは分かりません。目星をつけて一点にジッと目を凝らさないとカラーのイトであっても見えてこないのです。

 全体的に磯や海底の石コロは茶系統です。そこにいろんな色や線、海草、海綿、ゴミ?等(赤・黒・緑など)があると複雑さに紛れてカラーのラインが分からなくなってしまうのです。ただし分からなくなると言えば、一番分からなくなるのは透明ラインですが。

 ただしこれは状態で言えば根掛かり寸前、イトのすぐ後ろが磯の何かしら、とした場合。磯場であってもポツーンと上から下にカラーのラインが垂れ下がっていれば、これは丸見え状態。つまり磯際やシモリ際を釣れば確かにハリスは見えにくくなるのです。

 よく際を釣る時はハリスの号数は関係無い、と言われますがこれは確かに本当なのです。

 結局のところ色付きラインの有効性が良く分かりません。しかし磯場では全体的に茶系統なので、そんな色のイトにしてもらえば、より見えにくくなるように思います。またやや深い海底では青色が吸収され、というか、海も海底も全体的にくすんだ(暗い)薄青に見えますので、そんな色も面白いかと思います。

 また三重方面の海色はくすんだ薄緑色・もしくはくすんだ青緑ですので、そんな色もいいでしょう。原色は目立ち過ぎます。

 しかしどうせカラーならこんな色に、というだけの話であり、透明なラインが一番見えにくいのには変わりありません。そしてやっぱり光りにくい透明ラインを開発して欲しいと思います。

 それが無理なら、ナチュラルカラーというか、色があるのか無いのか分からないくらいのやや不透明、的なハリスが良いのではないでしょうか?? ん??東レのハイパーガイヤ(ナチュラル)ってそんな感じみたいですね(^^ゞ また夏にテストしてみます。お楽しみに。

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海中見ると良く釣れる??わけでもない・・・