御座磯の攻略法
どの地区の磯にも「浅いけど良く釣れる」という磯があると思う。相賀浦のハヤシ、阿曽浦のオジマ、紀伊長島の田中バエ、島勝のウシバナ、九鬼のスズキ島等だ。御座ではどこに上がっても常にそういう感覚で攻めて欲しいと思う。
寒グレは深ダナ、4~5ヒロで普通、という固定概念があると上手に攻めれない。3ヒロで根掛かりする、とボヤいてばかりになる。水深とエサ取りの状況に見合ったウキ下でシモリ周りや掘れ込みを狙ったり、ザワつきや潮目にも仕掛けを入れてみる。
この時期の御座ならウキ下は平均1ヒロ半といったところだが、もちろんウキを沈めたりフリーにしたりもする。磯によっては3ヒロ半~4ヒロ取れるので遊動仕掛けも使う。とにかく水深が2mもあれば大グレがいると信じる事。マキエをしていればかなり浅場まで来るのだ。
浅いし大きいのは来ないだろう、今釣れているサイズが小さいから?と細ハリスにすると、シモリで切られたり強引にやれずにアラメに巻かれたりする。船頭もそれをとても残念がっている。どの磯でも40cm後半の実績がある事を忘れないで欲しいと思う。
ただ、御座は小さく低い磯が多いので、少しのウネリでも磯が限られてしまう。西向きの岬なので北西風が猛烈になると風波が磯を洗う。しかしその分、夜明け~日没まで釣りができるので、好天日には思う存分楽しめるだろう。