一昔前までは、「一人の人が一つの仕事をひたむきにおこない、定年前に次の担当者へ引き継ぐ」という形が取られていました。
しかし、現在では「一人の人が複数のお仕事を抱える」「常に他の部署へ移動する可能性がある」といった状況が普通になっています。
要は、「スピードが求められている」という事です。
「より早く引継ぐ」「より早く作業に取り組む」、このような事がおこなえるように準備する必要があります。
その為に必要な物が「作業手順書」になります。
今回は「作業手順書」について触れたいと思います。
「作業手順書」としていますが、「手順書」「作業マニュアル」「業務マニュアル」など、呼ばれかたは複数あります。
これらは会社により「違う物」として取り扱われているかも知れませんが、ここでは全て「同じ物」という認識といたします。
ひとつひとつのお仕事を全て記憶するのは難しく、記憶するまでの時間も必要とします。
そして全てを記憶し、作業を完全におこなえるようになる頃には、部署の移動となる事があります。
そうすると、「これまでにかけられた時間や労力が無駄」になります。
「作業手順書」を作成し、それに従いお仕事をおこなう事で、こうした「時間や労力の無駄を省く事」も可能になります。