次男のリクエストで、久々にシナモンドーナツを作った。





ネットでもよく出てくるホットケーキミックスと絹ごし豆腐、卵を使った簡単レシピ。






豆腐のおかげでふわふわ、冷めても硬くならない。






揚げたてに、シナモンシュガーをまぶすだけで、楽なのにとても美味しいデレデレ







何回も作ってるレシピなのに、なぜか今回は大失敗。







見た目は、不格好だけど間違いなくドーナツ。





でも、高密度でやたらに硬い。





次男にも不評。





どうやら、材料のチョイスを誤り、こんな出来になってしまったようだ。






私が使ったホットケーキミックスは、ダイエット中の自分用に購入してあった砂糖不使用のホットケーキミックスだった。ちなみに小麦粉も不使用。





次男と一緒に私も食べるつもりだったので、これを使うことに。





それが、かなりヤバイチョイスだった事を調理後に知った。





分量どおりに作っているのに生地が硬くて混ざりづらい。不思議に思いながら牛乳を相当量足して生地の硬さを調整した。






180℃の油で揚げ始めると、色がおかしい。キツネ色になる前に、冷凍のチキンナゲットのようなオレンジがかった黄色になったのだ。





そして、極めつけは、丸いドーナツにパンッと亀裂が入り、何回かパァーンと油がはじけた。





サラダ油を切らしていて、グレープシードオイルを使ったから?油のせい?





何か変だと思いながら、怖いので、揚げる時間を短くして、最後にレンジで中まで熱を入れる事にした。





レンジの中でも時折パンパンいっていたが…。





びびりつつ、なんとかかんとか調理を終えて、食べてみたらガッカリ…。どういう事?真顔





「ホケミ ドーナツ 破裂」と検索すると、いくつか「危険」と表示された注意喚起の文章が出てきた。





ドーナツのように、揚げるお菓子を作るときは、砂糖とベーキングパウダーを必ず入れるように、とのこと。





そうしないと、生地が爆発して油を浴びてやけどしたりして大変危険だと。





小麦粉と、豆腐の水分が反応しグルテン膜ができ、加熱によって発生した水蒸気や炭酸ガスが内部にたまり圧が限界になると爆発するらしい。





生地の亀裂と油がはねた原因はそれだ。できたてのドーナツが硬かったのも亀裂が原因かもしれない。





砂糖とベーキングパウダーが入っていると、それは起きないようだ。




今回はベーキングパウダーは入っていたのと、小麦粉を使っていないグルテンフリーの粉だった。





それが不幸中の幸いだったのか、爆発とまではいかなくて、大事には至らなかった。





知らなかったが、後から考えても怖すぎる。





ダイエット中の私は、糖質を抑えるために、通常は入っている物をわざわざ抜いた材料を使ったり、自分でアレンジして、小麦粉をおからパウダーで代用したりして調理する事がよくある。





料理は化学なのだと改めて実感。





とろみが付かないとか、食感が違うくらいならまだしも、怪我につながるような危険もはらんでいるとは。





無知とは恐ろしいことだ。






そして、次男も敬遠したこのドーナツは、もったいないので私一人で全部食べることになってしまった。





このドーナツ、時間が経つほどに柔らかくなって、これまた驚いた。





どういう化学反応が起きたのか。





空気中の湿気と結びついたの?(笑)



           

糖質制限ダイエットの強い味方。
何度もリピしてます。どちらも美味しい!