日曜日の朝に八甲田山に登ることだけ決めたため、土曜日はとりあえず近くの温泉に行くことにし、地図から十和田を発見。十和田の民宿を予約し、そこを目指すことにする。
車を走らせ、宮城を抜け、岩手へ。だんだん空が明るくなっていく。ワクワク。岩手山が見えてきて、興奮する。車内では、ゆかと岩手山がなぜあんなに素敵なのかについて話し合う。あんなにぶかっこうなのに、遠くからは、あの近くがどうなってるのかよく分からないからとてもセクシーなのだという結論に至る。
で盛り上がってるうちに、気づいたら秋田の小坂町に着いてた。急に道が開けて、十和田湖が見える！感動！
しばらくのんびり過ごし、青森方面へ。十和田湖を横目にドライブ。日差しがちょうど良くて、本当に気持ち良い。湖とひたすら森が続くだけなんだけど、全然飽きない。車もほとんどなくて、なんか贅沢な気分。
で、宿に到着。民宿なんだけど、建物も新しくて、きれいで良かった。やさしそうなおじさんが出迎えてくれる。まだ17時くらいだったため、外も明るい。とりあえず荷物だけ置いて、十和田湖の畔にある喫茶店へ歩いて向かう。風が心地良い。走り出したくなるが、あいにくのサンダルで残念。
湖を目の前に珈琲で一息。この時間がとっても幸せだった。夕陽が沈んでいくのをただ眺めてたんだけど
、水面に映る夕陽がキラッキラで本当に綺麗。角度によって、キラキラ具合というか、見せる顔が変わるの。本当に美しくて、ゆかは泣いていた(笑)
だいぶ太陽が沈んだあとの湖だけ、ゆかのつぶやきから拝借。
その後は、地元の居酒屋さんみたいなところで、夕飯。比内地鶏のきりたんぽが美味しかった。ここの居酒屋のおじさんがとても素敵な話をしてくれた。この十和田についての想いとか、ここに住み商いをする人の話とか諸々。十和田に嫁においでとか。心がこもった話で、なんか嬉しくなった。ゆかは、このおじさんと結婚したいと言っていた(笑)
帰り道も十和田湖の畔を歩く。お店とかも全くなく、真っ暗だから、夜空はまるでプラネタリウム。こんなに綺麗な星をじっくり見たのは、あの震災の日の夜以来かも、なんて思った。そしたら流れ星。
温泉に入って、気づいたら寝てたよう。ゆかは、しばらく起きてたよう(笑)いつも先に寝て、たくさん寝て、ごめんなさい。
今日は、いざ八甲田山へ！民宿は、家族でやってるらしく、みんなで見送ってくれる。とても温かい宿。
１時間半ほど走り、八甲田に着く。ロープウェーで山頂駅まで行き、そこから登山スタート。
つづく
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