**私の父の葬式**
かなり前のことです。
子供のしつけが厳しい古い考えの父でした。
右足のくるぶしに けがのあとがあり
少し歩き方が少しおかしかったな
(戦争と関係があるらしい)
でも家族のために一生けん命働いていた。
プロレスが好きで見ると興奮していた
東京タワーへ連れて行ってくれた
晴美ふ頭にロケットの展示会にも
(実家は東京下町です)
そんな父が亡くなったと聞いて
飛んで行った。(関西から)
出棺前なので棺桶に入っていました。
父の顔はなんか 笑っているような顔でした。
怖いイメージがあったので、難しい顔を
していないか、見るまで考えていました。
葬式の時、私はエホ証ですから長兄が私に
「お前は何もしなくてもいい」と言ってくれました。
(エホバの証人は死者に手を合わせることもだめです
葬式の儀式も)
それで 名前を書いた花束などの写真や
葬式風景など撮る役目をしました。
葬式はすべて、近所の町の方々が
段取りをして行ってくれました。
出棺後
下町の奥まった所にある小さな家ですから
私が泊まるんですが
そこへ泊るのも大変でした。
下の6畳位の部屋に父の遺骨と祭壇のようなものが
置いてあるところに、私が寝るわけです。
電機灯篭が くるくるとまわっています。
寝る前にコンセントを抜いて消しました。
エホ証でもあるし、父ですし、死者の恐れというのも
全然ありませんでしたね。
ぐっすり その部屋で父の遺骨があっても
寝ることができました。
***テクテク***