今回はなぜフルレンジなのかについて書いてみようと思います。
申し訳ありませんが、最近の新車やグレードが高い車の純正システムには自分が触れていません。
簡単な作りのドアフルレンジの場合での話になってきます。
前に軽く触れましたが、ようは音を作るのが簡単だからです。
そんなわけないだろ〜って聞こえてきますね。
とりあえずネガな部分を上げていくと、車の場合ドアの下の足元から膝の辺りにスピーカーが取り付けられていますから、運転席で聞くと、構造的に左右の音が違って聞こえてきます。高域なんかは特にそうです。
ですが、その状態である程度聞けるように自動車メーカーが工夫して聴きやすくしてるんです。
それがドアトリムの内側にスピーカー部分を囲い込むような丸い壁みたいな造形がされている事です。スピーカーの前の穴も必要な分だけ空いています。
で、スピーカーの外周にスポンジテープが貼り付けてられていません。
ここかなりポイントです。
純正スピーカーで普通にそれなりに聞けるようにメーカーが意図的に作ってるんです。普通に聞けなければユーザーからクレーム入りますよね?
次に純正で定位がどこなのか?です。
おそらくですが、上に書いた事がされてる車なら極端に下から聞こえてくる事はないでしょう。
ここで最初に書いた簡単という言葉が出てきます。
すでにステレオ感が備わってるんですよ。純正スピーカーで。
このステレオ感こそがカーオーディオにおいて重要な要素の一つなんです。
左右のステレオ感って音源によって決められています。例えば、真ん中で聞いて100%の音を左50%右50%で真ん中から聞こえてくるのがステレオ再生じゃないですか。
カーオーディオの場合はどうか。
イメージですよ?左45%右30%とかです。それで各帯域でバラバラなバランスになります。
上に書いた純正状態で普通に聞けてるけど、よくよく聞くと、ある帯域は左に寄ってるし右にもいってるし、聞こえないしという原因がこれです。
普通に聞けてる場合は50%50%か40%40%かに近い部分が多いという状態かと思います。
話が脱線しますが、純正オーディオに足りないとても残念な部分が、ヘッドユニットの電力不足になります。
車の電装品全てにおいて、正常に動くギリギリくらいの電力を確保してあるのが純正状態なので、ヘッドユニットも電源が入って音が出ていれば、オーディオの出音的には電力不足でも問題ではないんです。
電力不足を解消する手段がヘッドユニット交換だったり、アンプ追加だったり、バッ直だったり、energy box BT BT+取り付けだったりします。
電力不足を解消方向にすると、各帯域の音量が50%に近づき安くなるので、出音がよくなります。
電力不足を解消しないで純正と条件が同じになるようにスピーカーを交換するのも、各帯域の音量バランスは変わるので音は変わって聞こえます。
ここまでが左右のステレオ感の話しで、次は縦にいきますか。
当たり前ですが、フルレンジスピーカーは縦は全く気にしなくていいから簡単なんです。
マルチスピーカーだと、縦の繋がりを調整しなければいけません。例えばドアスピーカーのクロスを切ってそこから理想的にスロープ通りに減衰してくれればいいのですが、ドアなのでどういう風に減衰するか分かりません。対してツィーターはダッシュボード上やピラーに取り付けてあり、ある程度スロープ通りに減衰します。そして上下とも帯域ごとにバラバラですからとても難しいチューニング作業になります。
これを極めたらカッコいいんですよね。
自分は簡単なフルレンジです。
最初の方でフルレンジは右の高域が下がると書きました。イメージ的に40%30%くらいだとして、電力を強化して48%38%くらいにしていくと段々と違和感がなくなっていくんです。これは経験です。
オリジナル音源バランスには、なれないですが、近づいていくと音楽にまとまりが出てきます。
フルレンジスピーカーだと、このまとまりを出しやすいです。
ここらへんは、音楽の捉え方に続きます。