こんにちは。ふかみゆうこです。

 

オーストラリア在住の方が帰国され、1DAY英会話セミナーを開催するとのことで、いってきました。

 

わたしは、外国人の方にもヒーリングする機会もありますし、

外国人の友人が来日した時に、アテンドをすることが年に1~2回はあります。

 

わたしのキャリアの中でも、むかーしむかし。

現在高3の次男が生まれる前だから、かれこれ20年近く前の話ですが

外資系企業の人事部でセクレタリーをしていたこともあります。

 

当時は、海外からかかってくる電話の取次ぎや、

ちょっとした挨拶くらいはできたのですが

その会社をリタイアしてから、英語を日常の中で使う機会がなくなって、

ほんっとーーーーに会話ができなくなりました💦

 

なのに、根がおせっかいなので(笑)

いつだったか鎌倉を散策してて、地図を広げて困った顔をしてた

インドかマレーシアか。。そちらのお国の方らしきカップルをみかけて

ついつい。

 

「May I help you?」

 

なんて声をかけたはいいものの、その先が続かない。。。なんてこともあったりして(^-^;

 

今年の秋に、また来日する外国人をアテンドする予定があるもので、

ブラッシュアップしたいな~と参加してきました。

 

前列中央、ピンクのカーディガン着てるのがわたしです。

 

講師の方、とーーってもセクシー&ゴージャス。

このセミナーのあとにパーティーがあるので~と、ドレス姿で登壇されていました。

またそれが、とっても自然でステキ。

 

 

セミナーの中では難しいお話は一切なく。

とても楽しかったのです。

 

でもね、どうして楽しかったかというと。

 

「単語の、イメージを感じる」

「伝えるスタンス」

 

ことを大切にした教え方だったから。

 

文法とか、ボキャブラリーとか、日本語訳とか、そういうことではなく。

 

「何を、伝えたいのか」

「誰に、伝えたいのか」

 

とにかく、「伝えたい」という意欲。

 

この「スタンスこそ大切」、という点にとても共感しました。

 

そのスタンスがあれば、

単語が出てこなくても、

文法がおかしくても、

テクニックがなくても、

相手はしっかりと、敬意を払って聞いてくれる。

 

これってね、就職活動の面接なんかにも通じるスタンスなのです。

 

就活支援・転職支援の中で、テクニックにばかりこだわる人たちをたくさん見てきました。

でも、どんなにテクニックを弄しても、落とされる。内定がもらえない。お祈りメールが来る・・・

 

はい。

そうなのです。

 

テクニックに走りすぎて、「伝えたい」という、意欲が伝わらないやり方を続けているからなのです。

 

もう何年の前のことですが、こんなご相談のケースがありました。

 

大学生の、新卒の就活で。

受けた企業、すべて落ちてしまった学生さんがいました。

その学生さんは、留年して5年生になって、就活をやり直すことにしました。

1年前の失敗からの学びもあって、いくつかの企業で面接まで進めるようになりました。

2年間の就活の中で、その学生さんにとって生まれて初めての最終面接に進むことになりました。

その最終面接を受ける前に、学生さんは、わたしのところに相談に来ました。

 

どんな相談かというと。

 

「留年したことを、どういえばマイナスにとられずに済むか?」

 

・・・・はい。皆さん、この相談。何を聞かれているかわかりますか?

これって、テクニックを教えてくださいっていう相談ですよね?

どんな言い逃れ方をすれば、留年して就活をやり直したことをネガティブに捉えられずに済むか。

「言い逃れ方(かた)」ですから、方法・手法論なんです。

それを教えてくれと言ってきたんですね。

カウンセラーによっては、ここでテクニックを教える人もいるかもしれません。

ただわたしは、学生さんに、このように伝えました。

 

「留年したことは、何も問題ない。

留年がネックになるなら、書類選考の段階で落とされてる。

あなたが経験したこと、そのまま伝えていいんだよ。」

 

そう言われて、最初は怪訝な顔をしていた学生さん。

はい。自然な反応です。わたしの言葉は、学生さんの質問に対する、直接的な回答ではないですから。

教師に質問すれば、答えを全部教えてもらえることに慣れている学生さんにありがちな反応です。

 

そこで、学生さんが面接官の役、わたしが学生さんの役になって、こんな質問をしてもらいました。

 

「どうして留年してまで就活をやり直そうと思ったんですか?」

 

学生さん役のわたしは、「少し話が長くなってしまうんですが、いいですか?」と前置きして

その学生さんからヒアリングしていた、1年前に就活がうまくいかなかった時の話を伝えました。

 

1年前、就活を始めた当時の自分の中に、甘えた気持ちがあったこと。

友人たちが続々と内定を取っていく中、自分だけが取り残された時の気持ち。

失敗の中から学んだこと。

やり直した就活を、どのように進めてきたか。

去年と今年で、自分の行動や、考え方の何が変わったか。

 

・・・これは、面談の中で、すでに学生さんがわたしに話してくれていたことです。

それをわたしが語ることで、学生さん自身に、「どのように(どんな印象で)聞こえてるか」を体感してもらったのです。

 

みるみると表情が変わりました。

マイナスなところが、何もなかったから。

自分が歩んできた道に、自信を持てたから。

 

テクニックは要らない。

素直に、自分の気持ちを伝えればいいんだ。

 

そう、気づいてくれたようでした。

 

最後に1つだけアドバイスをしました。

 

「そしていま、どんな気持ちで最終面接の席に来ているか。」

 

これも、言おうねって。

 

一週間後。

その学生さんは、再度わたしのところを訪れて、内定報告をしてくれました。

 

最終面接で、予想どおり、留年に関する質問はあったそうです。

 

その時、面接官はどんな反応をしてた?とたずねたら、

学生さんのひとことひとことに、大きくうなずきながら、話をしっかり聞いてくれたとのこと。

 

気持ちが伝わったんですね。

 

英会話も、就活も、大切なことはテクニックではなく、スタンスだと、わたしは思います。

 

 

 

きっと明日も、ステキな1日になりますよ♪

ではでは、また、お会いしましょう。