子供の頃
毎年三月になると、朝早く父にたたき起こされ、
ふきのとうを採りに行った。
まだ雪の残る山に登って、
うすい緑色のつぼみを摘む
それをてんぷらや、ふきみそにして食べた。
ふきみそは、みじんぎりにしたふきのとうに、
味噌やみりんを加えて炒めたもので、ご飯によく合う。
ふきのとうはちょっと苦味はあるけど、
大人になったら、味がわかるようになった。
父は、家の裏の川でもハヤやフナを釣っていた。
母に焼いてもらって食べたけど、鮎やイワナの方がおいしい。
上流の川じゃないから、仕方ないけど。
田んぼに行くと、いなご(バッタに似た虫)がたくさんいた
それを捕まえて、祖母に甘辛く炒めてもらった。
え~~~~~!!って、いう人も多いだろうけど、
長野では、虫を食べるのは当たり前で、
蜂の子が缶詰として売られてたりする。
これも、食べるものが少なかった時代の名残だろう。
いなごの食感は、スナックみたいな感じ
学校から帰ると、近所の山で遊ぶ。
その辺になってる桑の実がおやつだった。
ラズベリーみたいで好きだった。
遠足で、アケビを食べたことも
白っぽい実は、とっても甘い
今考えると・・・
お金がなくても食べられるものが採れるって、
とても恵まれていたんだな。