そこは イギリス領
 
 
 
 
 
 
クルーズ船ダイヤモンドプリンセス号は
日本の三菱造船が建造した、
アメリカのプリンセスクルーズ社が所有する、
イギリス船籍の船です。
 
〈公海・公空にある船舶や航空機は、その旗国の管轄に属する〉という
国際法上の《旗国主義》の原則に則れば、
船内感染症のコントロールをする責務はイギリスにあります。
 
日本人が多く乗船していたこともあって、
日本政府は善意から当該クルーズ船を受け入れて、
日本の法律の及ばない船内での感染症対策という初めてのミッションに
誠心誠意尽くしているとは言えないでしょうか?
 
 
にも拘らず、
 
旗国のイギリスは何も発信せず。
 
世界はおろか国内の報道でさえ、船内の感染者を日本の感染者数にカウントし、
日本を汚染国扱い。
 
乗客も乗員も、全責任が日本政府にあるかのような不平不満の物言い。
 
WHOの指針に従って検査を行って検疫官が感染したのに、日本政府の不手際にされる。
 
国内外の〈 専門家たち 〉は日本政府の対応に、
後出しジャンケンさながらの講釈を垂れ流し。
 
そもそも、日本にとっては治外法権の船内で
何千人もの乗客、乗員を「即刻検査して、地上に降ろして、隔離しろ」とは、
理不尽この上ない。
 
日本政府が四苦八苦し
感染者を隔離しながら漸く経過観察期間が過ぎたところで、
各国が其々に自国民を引き取る動きが出ているだけなのに、
マスコミは、日本政府が各国に呆れられているかのような報道をする。

 
未知のウィルスの前に、全力を以て奮闘している人々がいるのに
後ろから散弾銃を浴びせるような報道や野党の批判は
見苦しくないでしょうか?