『君は天国でも美しい』見始めました。


(出典 JTBC)


韓国ドラマ 全12話

配信開始日 2025年4月19日

放送局 JTBC(土日)

配信 Netflix


脚本 イ・ナムギュ、キム・スジン

監督 キム・ソクユン

制作 スタジオフェニックス、SLL


出演

キム・ヘジャ

ソン・ソック

ハン・ジミン



山あり谷ありの人生を分かち合い 死別したオシドリ夫婦が天国で再会。ところが80代の姿をした妻が目にしたのは 30代の姿に若返った夫だった。韓国でTOP10入りを果たしたファンタジーロマンス。

(Netflix)





  選んだ理由

「私の解放日記」のソン・ソックと「私たちのブルース」のキム・ヘジャが出演しているドラマだからです。実年齢42歳と83歳のカップルですよ。“天国で再会”というのも気になります。とりあえず見てみよう!ってことで視聴スタート!





  第1話見終わりました

1話からおもしろかったです。死をテーマにしていますが暗いお話ではありません。クスッと笑えるファンタジードラマでした。



 生前の2人

金貸し業という人には嫌われる仕事をしながら 夫ナクジュンを献身的に介護していたヘスク。どうやらナクジュンは60年間も寝たきりだったようです。


ナクジュンはヘスクに言います。


「今の君がどんな時より1番きれいだ」


そう言われて嬉しそうに微笑むヘスク。


「あなたも今が1番すてき」


とまあ、80代の仲良し夫婦の会話でしたが まさかこの会話がこの後おもしろい展開に繋がるなんてね。


ヘスクは教会に行き 夫が天国に行けますようにと祈っていました。自分は町の嫌われ者だから 天国には行けないかもしれないと思っていたでしょうね。でも天国に行きたいと、、。


ある日使者(死神)が家の前に立っているのを見つけます。その時はナクジュンの代わりに 飼い猫ソニャを連れて行ったようでした。身代わりになったてくれたソニャのお墓に十字架をかけ 天国に行くよう祈っていました。


「動物たちも天国に行けるのか?」


「信じる者は救われる、天国に行けるといいわね」


この後きっと天国で再会できるのでしょうね。伏線回収が楽しみです。


その後ナクジュンの最期を見届けたヘスクは 天国での再会に向けて準備を始めるのでした。



 天国と地獄

1年後ヘスクも亡くなるのですが この後のファンタジーな展開とシステム化された死後の世界の描き方がとても面白かったです。


葬儀場に使者が来ます。重力がなくなり体が軽くなる理由を使者が説明していましたよね。体が重いと移動が大変だから、、これにはびっくり!確かにそうだと妙に納得。

そして死後の世界には病気も持って行けないため 体が不自由だったナクジュンが 自分の足で歩いて天国に行ったことを知りヘスクは喜びます。


さあ、その後です、死後の世界に行く移動手段を選ばなければなりませんでした。

タクシー、バス、自転車、飛行機、地下鉄、、飛行機が1番早く着きそうだけど 自転車ならどれくらいの時間がかかるのか、、気になりますよね。

地下鉄を選ぶと 使者が携帯の配車アプリを使って呼び出し 3分後に迎えに来てくれるというシステム、、今っぽい発想ですよね。


自動化が進んだ現代の使者の役割は 死者が飛んで行かないように見張り腕輪を付けること さらに天国か地獄かの審判も自動化され どちらに行くかは体が自然に反応すると説明がありました。


乗り込んだ電車内にアナウンスが流れます。

「乗客の皆様、この電車はあの世行きです。現在電車は 三途の川を通過しています」

しっかり英語での案内もありましたね。


ところで“三途の川”は世界の共通認識なのでしょうか。仏教だから?おもしろいですよね。


「案内に従っていただくようお願いします」


この意味が怖かった。地獄駅に到着し扉が開くと ヘスクは立ち上がろうとしますが 体が動きません。しかし地獄行きの人は勝手に体が動き 電車の外に吸い込まれるように飛ばされて行くのです。

目の前にいたイケメンのお兄さんは飛ばされました。ボランティアをしたと叫ぶおじさんも飛ばされます。更にはヘスクの隣に座っていた若い女性までもが飛ばされたのです。


ちょっと怖いシーンでしたね。1車両約半分の死者が 地獄に飛ばされるなんで あまりに多過ぎると思うのですが どうなのでしょう。どんな罪があったのでしょうか。


その後ヘスクを乗せた電車は 無事“天国駅”に到着するのでした。



 天国での再会

天国に到着するとゲートがあり そこでは持ち物を全て手放さなければなりませんでした。もちろんお金も持っては行けません。そしてここでいくつかの感動的なドラマがありましたね。


ゲートを抜けると個別面談があり まずは同意書にサインをします。そして2つの質問に答えたのです。


1.天国では誰と暮らしたいか?

1度決めたら変更はできません。しかも相手が天国にいない場合、または相手が望まなければ一緒に暮らすことはできません。担当者が調べるとナクジュンは天国にいて ヘスンと一緒に暮らすことを望んでいることが分かったのです。

もしここで相手が望んでいなかったら どうなるのでしょう。気になりますね。


2.天国では何歳の姿で暮らしたいか?

これも1度決めたら変更はできません。ナクジュンと出会った25歳がいいかな〜と考えますが 生前ナクジュンに言われた あの言葉を思い出すのです。 


「今の君がどんな時より1番きれいだ」 


なのでヘスクは80歳の姿を選ぶのでした。ここで“心の声を代弁するボタン”を待たされたのですが 今後このボタンがどんな風に使われるのか楽しみですね。


最後にナクジュンの元へ行く移動手段を選びます。

快速、急行、特急なんですが 快速には船、飛行機、鉄道があって 天国は広いので数日〜数ヶ月かかるというので ヘスクは特急を選択。しかし誤配送されて 違う人と暮らすことになる可能性があると説明を受けますが ヘスクが出した答えが


「イチかバチかです。」


全く知らない世界で この選択をするなんて凄いですよね。この特急というのが まさかのマジックを使っての移動だったからびっくり!


それでも何とか無事配達、いや移動できたのでした。“天国での手引き”を受け取り ナクジュンの家を探します。胸がドキドキ高鳴り ワクワクする方向に進むと、、ヘスクが好きなノウゼンカズラが咲く家を発見。表札にはナクジュンとヘスクの名前が書いてありました。私を忘れてるかもしれないと不安になりながらもベルを鳴らすと ナクジュンの声が、、そして中から出てきたナクジュンは なななんと若い青年の姿だったのです。


そりゃ驚きますよね。目の前にいるヘスクが80歳の姿なんですから。この時のソン・ソックの表情がほんと上手かった!!


第1話はここで終了です。



とにかく死後の世界の描き方がおもしろ過ぎます!これからどうなるのでしょうね。



『おつかれさま』見終わりました。



韓国ドラマ 全16話

配信開始日 2025年3月7日

配信 Netflix


脚本 イム・サンチュン

監督 キム・ウォンソク

制作 PANエンターテイメント、BaramPictures


出演

IU (オ・エスン役、ヤン・クムミョン役)

パク・ボゴム(ヤン・グァンシク役)

ムン・ソリ(オ・エスン役)

パク・ヘジュン(ヤン・グァンシク役)


済州島に生きる気丈な少女と誠実な少年。挫折と成功を繰り返し生きていく2人の人生の物語は 世代を超えても続いていく力が愛にはあると教えてくれる。(Netflix)




  選んだ理由

パク・ボゴムとIUが出演している話題のドラマだからです。内容が重そうなので 今見るのはどうかな〜?と思いながら覗いてみました。



  脚本が素晴らしい

百想芸術大賞2025

テレビ部門作品賞『おつかれさま』

助演賞(女性)ヨム・ヘラン『おつかれさま』

助演賞(男性)チェ・デフン『おつかれさま』

脚本賞 イム・サンチュン『おつかれさま』


という結果でした。残念ながら大賞は逃しましたが作品は認められたので良かったですよね。


1話だけ見て一旦止めてしまいましたが 百想芸術大賞にノミネートされたことで 再び見始めました。今は最後まで見て本当に良かったと思っています。とても良くできたドラマでしたね。製作費60億円にはビックリですが 納得のいく仕上がりだと思います。


まず脚本が良いですよね。調べてみるとイム・サンチュンは『椿の花咲く頃』『サム・マイウェイ〜恋の一発逆転〜』を書いた脚本家でした。


エスンの母グァンネ、エスン、そしてエスンの娘クムミョン、この親子三代が主軸となり それぞれの暮らしぶりが描かれていました。

時代背景の違いや貧困が及ぼす影響と連鎖、それぞれの苦労や悩みの違いも丁寧に描かれていて まるでドキュメンタリーのようでした。 


時系列が前後して 配役も時代ごとに違っていたので複雑に感じますが 不思議と違和感を感じることがなかったです。それより過去に遡ることで伏線が回収され それが感動のエピソードになっていましたよね。本当に上手くできたストーリー展開だと思います。


エスンの母グァンネは生きるのに精一杯の中 娘エスンの人生が少しでも良くなるよう愛情を注いでいました。そしてそのエスンもまた繰り返される貧困と戦い 自分を犠牲にして娘のクムミョンを立派に育て上げます。そこには子供への深い愛情がありますよね。


見ていて暗い気分になるシーンもありましたが 夫婦の強い絆、親子愛、家族愛と 愛がいっぱい詰まった内容だったので 暗さの中に温かみが感じられたのも良かったと思います。


中でも1番印象に残っているのは エスンの夫グァンシクの深い愛情です。一途にエスンを想い 自分の人生をエスンと子供達に捧げた人でした。

エスンは「鉄の男」と呼んでいましたね。揺るがない信念を持ち 困難な状況にも立ち向かう、そんな人生の覚悟が生み出した“強さ”だと思います。最後の最後までエスンを気づかう優しさに感動しました。


現代人は経済的な豊かさに囚われすぎて 本当に大切なものを見失いがちですよね。物質的に貧しくても愛情で包まれたエスンの人生は 豊かで幸せが溢れていました。幸福な人生とは何か、何を大切にすべきなのかを気づかせてくれる そんなドラマだったと思います。 




  キャスティングが素晴らしい

パク・ボゴムとIUの相性がとっても良かったし パク・ヘジュンとムン・ソリの相性も良かったです。主役を囲む俳優陣も 助演賞を受賞するほど良かったので キャスティングは完璧だったと思います。


 パク・ボゴム

ノスタルジックな映像に溶け込む俳優さんだったのですね。感情表現が素晴らしかったですが 登場シーンが少なくちょっと残念でした。


 IU

エスンとクムミョンを演じ分けている点がとても良かったと思います。歌えて演技もできて 本当に韓国のアーティストは凄いと改めて感じました。


 パク・ヘジュン

『夫婦の世界』での印象が強く残っていましたが 今回は真逆の夫役を演じていたので イメージが変わりました。どんな役もできるって凄いですね。


 ムン・ソリ

『青い海の伝説』に出演されていたようですが記憶がなく ほぼ初めましての女優さんでした。このドラマが代表作となり お母さん役が増えるのかな?


 ヨム・ヘラン

出演時間は短かったですが とても印象に残る演技だったので 助演賞受賞はうなずけます。最終話で再び登場したのにはビックリ!デスクワークをしている姿は グァンネの生まれ変わりを連想させますよね。


 チェ・テフン

エスンの元見合い相手で漁船の船長サンギル。助演賞を受賞しましたが 確かに凄かった!主役は演じる人が変わっていたのに サンギル役は青年から老人まで1人です。(海女たちもそうだけど)『愛の不時着』や『ウ・ヨンウ弁護士は天才肌』などヒットドラマに出演していますが このドラマのサンギル役が1番印象に残ると思います。


 イ・ジュニョン

『恋するムービー』でもフラれて大泣きしていましたが まさかここでもフラれる役だったなんてね。今回も一途に1人の女性を想う純粋な彼氏役でした。パク・ヨンボムは良い人だけど 覚悟が足りなかったかな〜母親よりクムミョンを大事にしないと。そこがエスンの父グァンシクとの違いかも。


 キム・ソンホ

久しぶりの出演で驚きました。クムミョンの夫役でしたが 最初は誰か分かりませんでした。でも結婚式で見せた爽やかな笑顔は 変わっていませんでしたね。




  OST

このドラマのOSTには強い拘りを感じました。良い意味で泥臭さを感じる選曲だから ドラマの内容に合っているし 間違いではないと思うのですが 個性が強過ぎて 現代のドラマにこの選曲で良かったのかな?とは思います。特に若い年代の視聴者が受け入れられたのかが気になります。


Spring / Kim Jung Mi


1番印象に残るのがこのタイトル曲です。強いパワーを持っている曲で この曲からイメージを膨らませてドラマが作られたのではないかと思うほどです。調べてみると1973年の曲なんですね。渋い歌声も印象的だし ボーカルテクニックも時代を感じさせます。なのでドラマのイメージにピッタリ!選曲した人のセンスが光る曲だと思います。



Oda to the Green Spring / Chu Da Hye


この曲もとても興味深い曲です。この女性ボーカルの歌声と歌い方にも特徴があり もちろんドラマに合っていますよね。使っている楽器が気になるし メロディも面白いです。Chu Da Hyeを調べてみると韓国の伝統音楽とポップミュージックの両方を歌っていて 韓国の伝統音楽であるソドソリの達人と言われているアーティストのようです。だからこんなに個性が強い曲なんですね。



Name / Kwak Jin Eon


ギリギリ現代よりな曲、ささやくような優しいボーカルが心地良いです。エレキギターのソロは歪ませ方に古さを感じるし ドラムの音にまで古さを感じるところが面白いです。




  まとめ

最初だけ見て見るのをやめてしまった人に 最後まで見ることをお勧めしたいです。済州島の美しい自然の中で繰り広げられる 親子三代の物語。芸術性が高くノスタルジックな映像とこだわりを感じるOSTも魅力的。百想芸術大賞 作品賞を受賞した話題のドラマです。幸福な人生に必要なものを見つけることができますよ。

私の評価は星6つ(満点)

星星星星星星




  おまけ

いつもの事ですが まとめるのに時間が掛かってしまいました。正直OSTは好き嫌いがあるかもしれませんね。だから最初は星5つと考えていましたが こだわりを感じてからは やっぱりこの選曲は間違っていないと思いました。今っぽい曲だったら 普通の作品になっていたかも、、トータルで考えたらこの選曲は最高です。ちなみに泣けるドラマのようですが、、なぜか涙は出ませんでした。

『いつかは賢いレジデント生活』見始めました。


(出典 tvN)


韓国ドラマ 全12話

放送局 tvN(土日)

配信開始日 2025年4月12日

日本配信 Netflix 


企画 CJ ENM

脚本 キム・ソンヒ

監督 イ・ミンス

制作 シン・ウォンホ


出演

コ・ユンジョン

シン・シア

ハン・イェジ

カン・ユソク

チョン・ジュンウォン




ユルジェ病院で働くレジデント1年目の産婦人科医たちが 優秀な医師になることを目指して 仕事と私生活の両方でさまざまな困難を乗り越えていく姿を描く。(Netflix)




  選んだ理由

大好きな『賢い医師生活』のスピンオフドラマだからです。脚本は『賢い医師生活』の脚本アシスタントだったキム・ソンヒが担当、シン・ウォンホ監督もクリエーターとして参加しています。カメオ出演も気になるし これはもう見るしかない!ってことで視聴スタート!




  第6話までの感想

6話まで一気に見てしまいました。

予想通り面白いです。


 カメオ出演

なんと『賢い医師生活』のキャストがカメオ出演していました。99ズたちのその後を垣間見れるなんて嬉しいですよね。


第2話に産婦人科医のチュ・ミナ(アン・ウンジン)が登場してテンションが爆上がりしました。「あ〜ヨボ〜」って、、ヤン・ソッキョン(キム・デミョン)と結婚して幸せなのね〜とほっこり。

第4話の胸部外科医キム・ジュンワン(チョン・ギョンホ)の登場にもドッキリ。あれ?こんなにカッコよかったっけ?と思ってしまいました。

第5話には小児外科医のアン・ジョンウォン(ユ・ヨンソク)が財団の関係者として登場しました。相変わらず子供に優しいジョンウォン、悲しい状況の子供に寄り添っていましたね。

毎回登場するカメオ出演、次は誰が出るのか楽しみです。



 イヨンとドウォンの恋愛

産婦人科レジデント1年目のオ・イヨンと 同じく産婦人科レジデント4年目のク・ドウォンのラブラインが進行中です。

2人が同じ家に住んでいたので どんな関係なのかと色々想像しましたが お互いの兄と姉が夫婦で 一緒に同居しているという予想外の展開でした。

偶然でも同じ病院、同じ産婦人科に勤務しているのは 少し不自然な気もするけど 大きな家なら同居も可能なのかな?

今のところイヨンの方が積極的ですが ドウォンもまんざらではないようだし これからどう発展するのかが楽しみです。



 レジデント1年目の苦労

レジデント1年目の苦労が描かれているのですが ほんと医師になるのは大変ですね。睡眠も食事も取れず、先輩に怒られる毎日。せめて4人が99ズのように仲良しなら良いのですが そうではないから辛いですよね。

同期だけどライバル、その微妙な関係から 徐々に絆を深め 医師として成長していく姿が1番の見どころかもしれませんね。 




  おまけ

『おつかれさま』が見終わり その影響ではないんですが しばらくの間韓流ドラマではなく ミュージックビデオを見ていました。お気に入りバンドが公式YouTubeで次々動画をアップしてくれるので 見ないわけにはいきませんよね。両方見るには時間が足りないのです。