『ユミの細胞たちシーズン2』見終わりました。


(出典 TVING Instagram)



韓国ドラマ 全14話

放送局 TVING

放送開始日 2022年6月10日

日本配信 prime video 


原作 イ・ドンゴン

脚本 キム・ユンジュ、キム・ギョンラン

演出 イ・サンヨプ

制作 スタジオドラゴン、スタジオN


出演

キム・ゴウン(キム・ユミ役)

パク・ジニョン(ユ・バビ役)

アン・ボヒョン(ク・ウン役)



このドラマは1人の女性、キム・ユミのラブストーリーであり、現代を生きる青春たちの自画像であり、細胞とホルモンの支配から抜け出すことのできない人間の存在に対する愉快な洞察でもある。「ユミの細胞たち」は実写と3Dアニメーションを融合させたフォーマットで原作であるウェブトゥーンの面白さを生かし、誰もが共感できる日常を描いている。



  選んだ理由

「ユミの細胞たち」シーズン1が見終わったので 自然な流れでシーズン2です。あの終わり方ですから続きを見なきゃね!ってことで視聴スタート!!




  ユミの成長と変化

シーズン2はウンとの別れのシーンからスタートしました。モノクロのウンもとっても素敵、悲しいシーンだけど何故か太鼓が鳴り響くのよね。


あっけない別れから ユミの愛細胞は救急搬送され 他の細胞たちは破局通知を受け取れないでいました。心の整理が付くまでのユミの葛藤を細胞たちによって丁寧に描かれていたと思います。お互い愛情を残したままの別れだったから ユミもウンもとても辛そうでしたね。


そんな中ユミに好意を持つ職場の同僚が急接近。シーズン1から登場していたバビですが 社内でも人気のイケメンなのに 初対面の時はペラッペラの落書きのような姿で登場していたのが面白かったよね。ユミはイケメン好きなのに その頃はウンがいたから 他のイケメン男性がペラペラに見えてるってことなのでしょう。ほんと分かりやすい!そんなバビが1話の後半でユミに告白したから驚き。展開早っ。ユミが告白されたのはこれが初めてでした。


この時ユミの愛細胞が昏睡状態だったため バビの告白を断ってしまいます。しかし正直な気持ちを素直に言葉にするバビに 徐々に惹かれていくのでした。感性細胞の力により 勇気を手に入れたユミは ついに自分の気持ちをバビに伝えます。そして2人の恋愛がスタートするのでした。


新しい恋愛は時として人生の転機となります。


本好きのバビに出会ったことで かつての夢であった作家になることを決心するのです。普通の人なら安定の道を選ぶところを 潔く会社を辞めてしまったのは凄いよね。貯金を切り崩しながらの生活は大変そうでしたが バビの励ましやアドバイスによって頑張るユミ。この大変な時期を丁寧に描いていたのも好印象でした。


公募展には片っ端から落ちてしまったユミでしたが ある出版社から声が掛かり見事夢を叶えます。 

人生良い事があれば 悪い事も起こるもの、、

バビとの別れがあり ユミの細胞村にも変化が訪れます。愛細胞は怒りの化身となり 呪われたファッション細胞はダサい細胞に 私の大好きなけち細胞は与える木細胞に、そして1番大きな変化は 作家細胞がプライム細胞の座に就き 村を支配することになったのです。


今までフラれてばかりのユミでしたが このシーズン2では 自分の意思で別れを決断しています。

恋愛は人を成長させると言いますよね。過去の失恋経験から色々学んだからこそ 別れを選ぶ事ができたのでしょう。恋愛をすることで幸せを掴むという考えを捨て 自分自身を見つめ直し 幸せになるための行動する姿に成長を感じました。結婚が全てじゃないしね、そんな考え方が今っぽいヒロインのように感じましたよ。


そしてバビと別れたことが 自分自身を成長させるきっかけになり 文章力も劇的に向上、作家としての成功に繋がったわけです。すごいぞ失恋パワー!

経済的に余裕ができたことでもユミに変化が起こりました。「恋愛もしてないのに何にお金を使うの?使うために稼いでるのよ!」と与える木細胞(元けち細胞)が言っていましたからね。住んでいた家を買上げ 安定を手に入れたユミ、、自分の幸せは自分で掴む!そんな一生懸命な姿を見ていて とても気持ち良かったです。




  ユ・バビ

出会った頃は欠点のない完璧な男でしたね。イケメンだし 性格も良く完璧すぎると不安細胞が心配するほどでした。バビの凄いところは “自分が思ったことを素直に言葉にできること” ウンはこれができる人ではなかったから 余計に魅力を感じたのかも。


「バスが来なきゃいい」


な〜んてさり気ない直球をサラッと投げてくるのですから そりゃ落ちます。再会した時の衝撃も凄かった!うるうるとした目で「会いたかった」と言われたらね、、ほんと直球を投げるのが上手い人です。


優しくていい人なんだけど 優し過ぎるのもダメってことかな?寒そうにしてる女性に 自分の上着を貸してあげる。これが許されるのか?難しいところです。イケメンだから周りが放っておかないし 優しくされたら誤解してしまうのも仕方ないような?イケメンの恋愛は難しいのですね。


ユミが元カレに会いに行くことを予想しながら ユミを信じて行くことを許したバビ。きっと不安だっただろうけど 帰りを待っていました。だからユミもバビを信じることができたら良かったのに、、と思うのです。

バビは自分の欠点を知っていましたよね。だからユミとの関係を守るために 自分を抑えていました。そんなバビを信じていたら 2人は恋愛を続けられたのでは?とも思うのです。


正直ユミは少し厳しすぎると思います。問題はバビの愛細胞が揺れてたってことですよね。これが好奇心細胞だったら良かったのに。一度ヒビが入った関係を修復するのは難しいってことですね。復縁してからのバビがペラペラの落書きに見えていたから もうダメなんだな、、とはっきり分かりましたけどね。ほんと残念でした。



誰よりもユミをときめかせた理想の恋人だったバビ、、そんなバビを演じたジニョンがカッコよかったな〜。こんなに綺麗な顔だったかな?と思ってしまいました。2020年の「花様年華」の時より良かったと思います。最初の別れの時とか プロポーズする時とか 選べない程いいシーンがたくさんありましたね。




  ​ク・ウン

このシーズン2では 恋のライバルとして登場していました。どん底を経験し ついにウンも夢を叶えましたよね〜やり遂げる男なんですよ、、カッコいいです。社長になり髪型や服装が変わって 見た目にもキリッとカッコよくなっていました。高級腕時計を身につけ 高級車を乗り回していても 無邪気な少年っぽさが残っていたのも良かったです。


考えてみればウンも夢を叶える為に ユミへの一途な想いを封印していたんですよね。ウンが持っていた“ユミを一途に想う気持ち”を バビは持っていませんでした。そんな2人の違いを分かりやすく表現していたのも良かったと思います。

仕事が成功した今は恋愛もできる状態、、陰ながらユミの成功を喜び 応援している姿にほっこりしちゃいました。これだからウン派が多いわけですよ。これからのウンに期待したいけど、、どうなるのかな?




  気になったこと

途中で気になったことをまとめてみました。


◾️なぜユミがバビに「いつから私に好意を?」と質問したのか?


私の予想では最初に出会った時だと思うのです。そう、元カノと別れる前!バビはお付き合いをしている人がいても 別の女性に揺れる人だったわけです。ユミの1番大切な恋愛ルールは


一瞬でも心が揺れた彼氏は絶対に嫌!


だからいつ好意を持ったのか知りたかったんだと思います。それを知られたくなかったバビは 忘れた、、いつだったかな?と誤魔化していましたよね。自分の欠点を知られたくないから はぐらかしたのだと思います。揺れただけなのにちょっと厳しすぎると思うけど その度に嫌な思いをするのは確かに嫌かも。



◾️最終話で愛細胞が帰ってきた理由と時期を考えてみた


怒りの化身となった愛細胞に対して 作家細胞にプライム細胞の座を譲るよう言ったのはユミ自身だし 別次元に追放したのもユミ自身ですよね。ウンと再会しても バビと再会しても プロポーズされても戻らなかった愛細胞が最終話で戻って来た理由。

それは「僕の愛するミューズ」を書き終えたから!その時にユミ自身が帰還させたのでしょうね。恋愛を封印して頑張ったんだもん、いい作品ができて良かったよね。長い人生、恋愛以外のことを一生懸命頑張る時期があっても良いよね。ってことは、、ここから新しい恋愛が始まるってことかな?





  OST

主役の2人が歌っている曲をピックアップしてみました。


Shining on Your Night /  Jinyoung - GOT7


ジニョンはGOT7だったのよね〜甘い歌声がとても素敵です。歌詞の日本語訳を見てみたら、「僕は君だけのための月になってあげる。だって君は僕の星だから。どんな夜が来ても君を照らすから」だそうで、、月は1つだけど 星はいっぱいあるからな、なーんて思ってしまいました。ある意味バビにピッタリの曲かも。




Dark Hearts Will Pass Away Tonight / Kim Go Eun


この曲を歌っているのは なんとキム・ゴウンです。最終話でユミの感性細胞が歌ってたのが凄く可愛かったな。頭の中で流れはじめると離れなくなるほど中毒性のある可愛い曲です。




  まとめ

失恋は人を成長させます!そして新しい恋愛は時として人生の転機となります。このシーズン2では失恋を経験したユミが成長し変わって行く姿が描かれていました。人生恋愛が全てじゃないですからね!細胞たちは前作以上に大活躍!とにかく可愛い〜可愛すぎます!実写と3Dアニメの融合は大成功ですね!新キャラクターやニュータイプの細胞も登場して ますます惹き込む力がパワーアップ、全体的な勢いが増しているのを感じました。なので私の評価は今回も星6つ(満点)

⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️



  おまけ

シーズン1でユミが結婚したことは分かっているので お相手が誰なのか気になりますよね。シーズン3があるのか無いのかも気になりますが まだ発表されていません。となると気になるのが“原作”です。読んでみたいけど 原作通りとは限らないしな。

たぶん次のお相手は最終話の最後に出てきたシン・スンロクですよね?顔は出ていませんでしたが メガネをかけていました。もしかして原作を読ませるために焦らしているのかな?んーーしばらくはこのムズムズが続きそうです。