幕末に生きてたら佐幕派?討幕派? ブログネタ:幕末に生きてたら佐幕派?討幕派? 参加中

私は佐幕派 派!


私が幕末に生まれて侍をやっていたとしたら、北斗の拳の『モヒカン』みたいな役回りだろうなと

思いつつも、ヒャッハー!と叫びながら人を斬りまくっていたかもと思うCailです。


タイトルは、お笑いコンビ「ずん」の飯尾和樹さんのネタを拝借しました。


かなりインパクトあるネタで、様々なシチュエーションの中から一般のお客さんを笑わせて

賞金を稼ぐイロモネアという番組で最高額の100万円をゲットしたやつです。


でも、本当に幕末に生まれていても、無理でしょ?

というツッコミを入れたくなりますね。


さて、今回のネタは、もしも幕末に生きていたら・・・というIFストーリーですね。


この場合は生まれと育ち、藩内で自由にモノを言えそうな環境にもよりますね。

先祖が徳川家に恩義があったり、冷遇されたりしたという背景が深く影響しそうなので、

もしも会津藩や親藩・譜代の藩に生まれていたら問答無用で佐幕派でしょう。


逆に薩摩・長州・土佐に生まれていたら、外様大名の流れを汲むので、

倒幕派に傾くことが考えられます。


当時の幕府と現在の政府がイコールかというと、案外そうでもないと思います。

幕府は『徳川家』という大名家が作った軍事独裁政権であり、

他の藩は表向きは徳川家に従属しているものの、その心中は様々です。


外様大名や過去に徳川家に対立して負けた大名の子孫は…


【先祖が受けた積年の恨み、いつか晴らしてくれる!】


と思うでしょうし、徳川家の親族や三河時代からの譜代大名の家系から見れば…


【徳川家から賜りしご恩、子子孫孫まで忘れるべからず】


などと思っているでしょう。

その環境の中で生まれ育てば、結局はそのように教育されてそう考えるのがオチでしょう。

薩摩藩の佐幕派(元はそうだったみたいですが…)、会津藩の倒幕派が誕生するのは

かなりレアな展開になるのではないでしょうか。


ましてや、250年近くも徳川家による独裁体制が続いているのですから、

それまでに築きあげられた体制をひっくり返そうと思うのは至難の業だと思います。

また、それだけ長い時間が過ぎていれば、先祖の遺訓も有耶無耶なっている可能性もあり、


『先祖は○○しろって言っていたけど、現実的に今は国も藩も安定しているし、

生活を考えたら、遺訓に従わないで今のままでもいいんじゃね?』


と思う大名が全国のどこかにいてもおかしくはありません。


理想と現実というものもありますし、藩主は領国の経営者です。

自分の独断で領民や藩士を路頭に迷わすことは許されないでしょう。

よって、下手に戦って幕府に睨まれるよりも、領民の生活や自分の身を案じて

穏便に済ませたいと思うのが人情ではないのかな?と思いますね。


確かに幕末のヒーローたちも大勢誕生しましたが、

藩から見れば彼らはまさに


『失うものが何もない、血気盛んな命知らず』


といったところでしょうか。


だからこそ、幕府というとてつもない相手に怯むことなく挑むことが出来たでしょう。

仮に旧体制の中で何かしらの地位があったりして安寧な生活を送っていれば、

この先何が起こるか分からない未知の領域に足を踏み入れるほどのチャレンジャーは

そうそういないはずです。


倒幕という目標を掲げて実際に戦った人々は、良い意味での『大馬鹿野郎』です。


これまでの常識や価値観が一切通用しない、倒れても倒れても立ち向かってくるという

幕府にとっては厄介な事この上ない存在です。


過去に歴史を変えた人々は『勇気』と『度胸』と『覚悟』があったから達成したと思います。


ある程度保守的な体制に生まれ、そこそこの育ちをすれば、安定した生活を考えます。

貧困にあえぎ、苦労をして育てば『門閥制度は親の敵でござる(by福沢諭吉)』と思うでしょう。


倒幕活動は下手をすれば国家体制を揺るがす非合法な反政府テロリスト認定ですから、

幕府側に暗殺されても文句は言えません。


そこまでリスクを冒して無理に変えなくてもいいんじゃね?と思うのか、

『それでも変えたいモノが私にはある!』と思うのか。


それで逡巡したところ、結局、安定志向になりそうということで私は佐幕派を選びました。


幕府が滅びて明治政府が誕生したというのは単に結果論であって、

どう転がるかなんて当時の人にはわかりようがありません。


でも、明治政府にちゃっかり新政府の役人として紛れ込んで天寿を全うしたいな…

という思いもありますね。(ひでえ…)


実際に幕府や武士道の原理主義組織ともいえる新撰組の隊士の中にも

新政府にコッソリ入り込んで天寿を全うした人々もいますから、

幕府に忠義を尽くし、新政府にも忠義を尽くして天寿を全うという現代人から見て

実に現実的で最も賢明な生き方も可能と言えば可能だったのでしょう。


アラサー独身男が、守りの姿勢に入ってしまうのはあまりよろしくないですね(・ω・)/。

日常生活も剣道も常に攻めの姿勢で頑張りたいのですが…、なかなか厳しいです。


【ぼくのかんがえたりそうてきな幕末の人生】


スタート:どこかの藩のそこそこ恵まれた武士の家に生まれ、充実した子供時代を過ごす


⇒剣術や武術の才能が開花⇒幕府直臣にヘッドハンティングされて幕末時代を東奔西走する

⇒大政奉還前後の戦争に参加(ここまで幕府への忠義)

⇒過去の働きが認められて明治政府入り

⇒政治家に転身して知事(当時は任官制)や大臣を歴任(明治政府への忠義)


ゴール:生まれ故郷か東京で天寿を全うして永眠


という人生がいいかなと思いました(・ω・)/。


同じような境遇を送った人として調べたところ、思い浮かんだのが『山岡鉄舟』ですね。

幕末の誰かに生まれられるとしたら、彼の人生を歩んでみたいです。

しかも、剣術の達人で身長188cmのイケメンということなので、もうたまりません(^-^)。


『山岡鉄舟 wiki』

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B1%B1%E5%B2%A1%E9%89%84%E8%88%9F


幕府を守るために戦った人々、幕府を倒して新しい時代を作ろうとした人々、

その時代に関わったすべての人々によって今の時代があるのかなと思うと、

なかなか深いものがあります。


だからこそ、ご先祖様には感謝の念とこれからイイ時代を迎えられるよう頑張りますという

誓いをしなければならないと思ったCailでした。

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