御巡部神社
群馬県藤岡市矢場に鎮座

 

 當社は上野国多野郡美九里村大字矢場の鎮守たり創立年代不詳 と○古老の口碑に往古出雲大社を此の地に勧請して社號を大國社と稱せしを後御巡部大明神と改稱し文明年間に圭け平井城主上杉顕定の崇敬最○篤く社領若子を寄進せりと云ふ然るに永○五年社殿炎上して古文書寶物等○○烏有に歸せり享保十二年正一位の神格を授けらる寶暦年間に至ハ祠宮を置き又地頭旗下の士川村三○より毎年供物料として献○○○○尊○○ら○遂に恒例となりて明治維新○○○○明治五年村社に列せらる同四十年無格社神明宮○合祀○大正九年神饌幣帛供進社に○定せらる境内に古木樹欝惣と○て天を○○○其内○に○○の如きは周圍壹丈余に及び星霜四五百年を經たるものにて一見其古社たるを知るべし近年氏子等○謀り金千五百八拾余圓を蓄積○神社の基本財産とせり其美擧特記して後葉に○○○足る○○氏子の依嘱に因り當社の由來を調査し併せて其の概○○記して他○の證左に供す
 大正十一年十月十○日 

(由来碑より)

 

神社入口

 

社号標

社殿

大黒天の扁額

本殿

神明宮

永禄六年(一五六三)三月奉納された石灯籠の竿石である。
この石灯籠は藤岡市最古の物で、「永禄六年癸亥三月建之武田信玄」と刻まれている。

境内社 左から尺地様・天神様・雷電神社・古峯神社、他は不明。

御神木

市指定天然記念物 サカキ 推定樹齢400年