八嶽神社 

山梨県山梨市山根に鎮座

 

八嶽神社の由来

 八嶽神社は山根区の準鎮守社で、山神や天狗を祀る神祠として古くから信仰され、ぞくに御天狗様とも呼ばれてきた。
 明治十六年建立の土蔵造の本殿奥宮は、大平山山中の巨岩のふところに祀られ、ここにあるのは山麗の拝殿である。拝殿と奥宮とを結ぶ登拝路の途中には夫婦岩と呼ばれる巨岩もあり、こうした巨岩を神聖視しながら、天狗信仰が結びついて神社が成立したものと思われる。創建年等は不詳であるが、慶応年間の記録にすでにその存在が記されており、地元の曹洞宗寺院、宗禅寺の手でその祭祀がなされてきた。
 例大祭は一月二十日前後におこなわれ、今でもその時に雨乞い儀礼の呪文唱和などもされているものの、八嶽神社は本来、大山石尊信仰とは関わりのない神祠である。
 北巨摩郡大泉村には同じ社号の八嶽神社があり、八ヶ岳への山岳信仰にもとづいて、その分霊が当地へと勧請された可能性も考えられる。奥宮への登拝路の入口には平成十四年、御影石の大鳥居も建立され、周辺は景勝地として整備されつつある。
 なお、隣接して鎮座する鳳凰神社は慶長年間の創建といわれる古社であり、天神社も祀られている。(境内案内板より)

 

神社入口

社殿 

八嶽神社  鳳凰神社 

八嶽神社中の様子 

大山祇命・牛頭天王・須佐之男命が祀られている。

八嶽神社裏の祠

鳳凰神社裏の祠

境内社

神社周辺風景