赤城神社

群馬県伊勢崎市国定に鎮座

御祭神 大己貴命・豊城入彦命


(国定赤城神社移築遷座75周年奉祝事業社殿改修工事竣工記念碑より)

 当社の創建は不詳ながら、文治二年(一一八六)源頼朝の家臣で上野守護の安達藤九郎が、国土開拓の神である大己貴命と豊城入彦命の御神徳を尊び、再建したと伝えられている
永禄年間には国定越中守により改修が加えられ、天正十八年の北条市滅亡後は、国定村の鎮守神として村人達に信仰されてきた。享保以降毎年幣帛を納め祭事を行い、明治を迎える。明治四十二年には村内各処に鎮座する菅原神社・稲荷神社・富士神社ほか境内末社十八社を統合し、学問の神として有名な菅原道真命・厄除開運の神である素盞嗚命ほか十六柱の神々が合祀され、改めて郷土の総鎮守として崇敬されるところとなった。
 現在の社殿は、昭和四年に国定字古屋敷より現在地(旧菅原神社鎮座地)に移転改築されたものだが、老朽化甚だしく建物全体の傾斜や腐食破損個所が顕著になったため、総代一同と協議の上「移築遷座七十五周年記念事業」として改修工事を執行することとなり、平成十五年より奉賛活動が開始された結果、伊勢崎市合併の年、平成十七年十月に無事竣工を迎えた。これもひとえに、先人達が心のより所として守り伝えてきた国定の鎮守様を後世に残そうと願う、氏子・崇敬者のまことが結集した賜物である。このうえは、郷土の発展と奉賛者各位の安寧のため、大神等の御神威が益々昂揚されることを願い、記念碑に刻する。


神社入口

社号標

水盤舎

二の鳥居 社務所

狛犬



拝殿


本殿

境内社





奥・芭蕉句碑

桜が咲いていた