アメリカ南部を襲ったハリケーン「カトリーナ」では
ルイジアナ州やミシシッピ州で被害が拡大。
一部では数千人が死亡したとの情報もあり、
ブッシュ大統領が
「アメリカ史上最悪の自然被害」と表現したほどです。
映像に見る被災地の状況を見て
どこかで見たことある景色だなと思いきや
それはまさしく去年12月のインド洋の巨大地震と大津波で
甚大な被害を受けたバンダアチェにおいて
私が自分の目で実際に見た景色そのものでした。
【関連記事】2005年02月18日「#0587 被災地での3週間」

今回の報道を見るに当たり素朴な疑問が二つ。

その1.
日本ではほぼありえないような
略奪行為が現地で当たり前のように行われているが
それがテレビカメラの前で堂々と行われている。
彼らに「行為に対する恥」はないのか。
(一部では警察官も加担しているという話もあるが
果たしてそれが真実なのかはわからない)

その2.
メディアの発達したアメリカにおいて
あれだけメディアを通して「避難命令」が出ていたにもかかわらず
なぜ多くの犠牲者を出したのか。


その1.は「生きるためだったら仕方ないよ」で終わるでしょうけど。
ここで重要なのは、その2.です。
日本の場合と当てはめながらも
ちょっと深刻に考えた方がいいと思うのですよ。
日本では頻繁に地震や台風による被害が起きますが
たとえば台風の時に必ずといっていいくらい
「屋根の修理をしようとしていたら強風にあおられた」
「川の様子を見に行ったら流された」など
そのほとんどとまでは言わないまでも
防ぎようのある被害だと思うのです。
また、たとえば
津波注意報や警報が出ても平気で海岸に出て様子を見に行く。
台風で波浪警報が出るとチャンスとばかりに
サーフィンを楽しむなどなど。
ここまでくればもうどうしようもないのですが。。。
今回のアメリカに限らず
日本においてもそうですが
行政やメディアが伝えた防災情報について
自分達が伝えたつもりでも
果たしてどこまで伝わっているのか。
仮に伝わっていたとしても
その情報が果たして生かされているのか。
将来、日本で同様の災害が発生した時
はたしてどうなるのか。
情報の的確な伝達によって
ひとりでも多くの命を救うためにも
今回のアメリカでの例などを通して
しっかり検証しておく必要があると思います。