今日は、昔の上司が、『抽選に当たったんだよ。』と誘ってくれて、こんなところへ。
そもそも縁のないシャネルのビル。その中に、こんな空間があるなんて、思いもしませんでした。
展覧会などもやるそうで、社会貢献の一つのようです。
今日はヴァイオリンとピアノ。
小さなホールなので、手が届きそうなところで、生の楽器の音色に触れることができました。
こんなに美しいんだとタメ息がこぼれそうな、繊細な高音。
ずーんと、お腹に響くような、重々しい低音。
ヴァイオリンの良さなんて、私にはとてもわからないのだけど、でも流れるような美しい音でした。
オーケストラではなく、三重奏とかでなく、ピアノだけをパートナーにして、しかもピッカピカのプロの、
生ヴァイオリンをじっくり楽しむなんて、そんなにあることではありません。
前半は、ベートーヴェンのヴァイオリンソナタ。
ヴァイオリンとピアノが協力し合って、一つの作品を作っているっていう感じで、両方ともホントにステキ。
ソナタなので、主旋律がいろいろなバリエーションで美しく繰り返され、心地良く聞かせていただきました。
後半は、ラヴェルのヴァイオリンソナタ。
こちらは、『ト長調』とのことでしたが、とてもそうは思えないような、『複調が積極的に行われて』いたのだそうです。
何っていうか。。例えが悪いのだけど、足の長さが違うイスに座ってバランスを取っているような、
常に、期待しているのと違う音符が登場する感じで、聞いている方にも緊張感が。。
前半と全然違う。。。複雑な『複調』の中で、ヴァイオリンとピアノが融合していくような、こう。。2つの音が化学反応を起こして、別の楽器になるような、そんな不思議な感覚でした。
アンコールには、サンサーンス。
本当に素晴らしい時間を過ごさせていただきました。
隣の席には、ちょっと見、どこかにフラフラしてそうなおじさんが座っていて・・
いきなり、スポーツ新聞広げて、『イチローはやってくれたなぁっ!!』なんて話していて。。。
あら。。シャネルにはとても似合わない・・・・と思っていたのだけれど。。。
このおじさま、かなりの常連らしい。
しかも、カバンの中から次々出てくるのは、書道展、絵画展、コンサート等々の案内!!
『書家はオレはよくわかんないんだよ。でも、○○が好きかな♪』
とっても通っぽい。。。
ウィンドブレーカーを脱ぐと(このウィンドブレーカーもFILAだった)、
中のシャツは、明るいチェック柄でちょっとオシャレ。
演奏の最中、目を閉じて(寝てるわけじゃない!)聞き入る姿が、だんだんイケてるように見えてきました。
あらら。。。先入観で、『どこかにフラフラ』だなんて、失礼しました。。。
昨日はピアノ、今日はヴァイオリン、私も柄にもなく芸術の秋です♪