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徒然なるままに

初心者ローディーのブログ
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またロックの話というか思想の話になるのですが、現状自分はタバコも吸わないし酒は飲めないし、意識せず禁欲的な生活をしているななんてふと思ったんですね。
それで80年代にストレートエッジという思想が流行りました。

それはどんなものかというと

・タバコを吸わない
・ドラッグをやらない
・アルコールを摂取しない
・快楽目的でセックスをしない

といったものです。
これは当時アメリカのハードコアパンクのマイナースレットというバンドのイアン・マッケイという人が提唱した思想でした。

こんな風に拳にバツ印をいれるということも同時に流行ったようです。

ただ、この思想自体は素晴らしいものだと思うのですが後発のハードコアパンクのフォロワー達はこれを教条的に受け止めてしまい、ライブハウスで酒を飲んでいたりするストレートエッジでない者を殴ったり次第にマッチョで、ある種宗教的な思想となってしまいました。
イアン・マッケイはこのことに関して私は信者でもないしストレートエッジがこうなってしまったことは自分の意図しないことだという風に後にコメントしています。

本来禁欲的な思想がこういった過激なものになってしまうのはなかなか珍しいのかなと思いますがハードコアパンクという音楽自体が過激なものだから致し方ない部分もあるかと思います。
そもそもストレートエッジという思想はセックス、ドラッグ、ロックンロールというそれまでの旧来的なロックの思想に対するアンチテーゼだったんですけどね。




そこから話はタイトルのヴィーガンというものに変わりますが、これは何かというとベジタリアンの種類の一つです。
私の彼女がベジタリアンなのですが卵と乳製品の摂取を容認しているのに対して、このヴィーガンはベジタリアンの一番厳しいもの、つまり動物性のものは一切ダメという思想です。
主なタンパク源が大豆や玄米となるのでしょうね。

そこでこのヴィーガンであってストレートエッジを貫いているという日本のアーティストを少し紹介しようかと思います。
勿論私の好きなアーティストなんですけどね。

それがメルツバウという名義で活動をしている秋田昌美という人です。

この人ミュージシャンなんですが、かなり変わった音楽をやっていてノイズミュージックという音楽のアーティストです。
音楽と言っても爆音のノイズを流しているだけで厳密に音楽と言える代物かはわからないんですけどね。

それにこのノイズミュージックが常人の耳に馴染むものだとは思いません。
かく言う自分もこのノイズミュージックに出会った時サッパリ意味がわかりませんでした。
だってラジオを選曲している時のようなノイズが延々爆音で流れているだけだったので。

ロックがノイズと邂逅したのは80年代に流行ったインダストリアルミュージックというものだったのですが、秋田さんはそこから大きな影響を受けたそうです。
あとは芸術としてのシュルレアリスムとダダイズムにも大きな影響を受けているそうです。

どちらにしろ割と荒唐無稽で何がなんだかわけがわからんと思う人のほうが多いと思います。
個人的にノイズミュージック自体、音楽をかなり皮肉っているように思いますが…。

メルツバウはジャパノイズの先駆けとして、海外での評価は結構高いです。
むしろ日本での認知度、評価はかなり低いのではないでしょうか。
まぁある種前衛音楽とも言えるのでなかなか日本人には受け入れられないと思います。

この秋田昌美さんはある時からヴィーガン・ストレートエッジを貫いているアーティスティックな人です。
もちろん拘りがあってのことなんですが話せば長くなるので今回は省きます。
ノートパソコンに貼ってある「MEAT IS MURDER」というステッカーがヴィーガンであることの主張であったりするのでしょうね。