昨日の記事の続編です。
タロットセッションをさせて頂く時、
しばしば直面する、2つのご要望のもうひとつは、
「本当の事を言って下さい」です。
あっ、「ハッキリ言って下さい」も、そこに含まれますね。
これらも、個人的に、ちょっとした困惑を感じています。
これらの言葉を使われる方は、多分、
「悪いのなら、そうハッキリ言っ欲しい」という事なのでしょう。
カードを広げてみると、
全体として、いい流れか悪い流れか、は確かにあります。
ですが、100％よいも、100％悪いも、ほぼほぼないです。
※恋愛など、人間関係のからむものは、いろいろ複雑な問題がありますが…。
また、「結果」を見て、クライアント様の意図しない方向に行く、
つまりは、“悪い結果”が出たとしても、
ここで言う“結果”は、これから起こる未来であって、
今はまだ起こってもいないということは、
ちゃんと認識して頂きたいのです。
占いを望む方々は、
未来を知りたい、と思っておられるのでしょうけれど、
私は、未来は不確定なもの、と捉えています。
※未来なんて、誰にもわからないものです。
ですので、タロットセッションにおいての“結果”の良し悪しは、
あくまで暫定的なもので、
そうなるのだ、とお伝えしているわけではありません。
ただ、今現在のご自身や、周囲の状態が、
変わることなく、変えることなく、そのままであるなら、
スプレッド上の「結果」に出たカードの、
象徴するようなものになる可能性は、高いでしょう。
占いで、“未来が当たる”という考え方は、
現在から未来に続く道のりの中で、
なんの進化も可能性もない、と信じることなんだろうと思います。
また、そう信じるなら、そんな未来が訪れます。
と、私は、こんな感じですから、
「本当の」とか「ハッキリと」といったような、
唯一ひとつの答えのようなものを、
ご提示する事は難しいと思ってしまうのです。
ただ、暫定的だからこそ、
悪い流れであれば、どんな風に悪いのか、
どんな事が、その流れを創っている要因になっているのか、
流れの中で、
どの部分が助けとなって、また生かしていく事が出来るのか、
等々は、精一杯の今の私の力量で、分かる範囲でご説明しています。
それは、“知る＆理解する”事で、
未来をクリエイトして行ける、可能性があると思うからです。
「本当のことを言って下さい」「ハッキリ言って下さい」
とおっしゃっる方々の中には、おっしゃること事とは裏腹に、
悪い「結果」に、なかなかショックを受けられる方も多いです。
私でも、個人的な問題で、カードを広げた時に、
流れがよくなければ、ショックですもん
でも、「悪い結果」だった、
で、諦めよう、やめよう、ならば、やっぱりそれまでなのです。
※くどいですが、恋愛なんかは、別の問題があるので…。
もし、悪い流れであるなら、
積極的なアプローチ、またはきちんとした理解なくしては、
いい流れへの転換は、難しいのだろうと思います。
その為のアドバイス的なものは、タロットは伝えくれると思います。
人生イロイロありますけれど、
タロットも占星術も、
本質からのオーダーを受け入れ、
よりよい未来を創って行く為のものとして、利用頂ければと思います。
SessionRoom Silver Moon
Machiko t.(まちこ)
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