コンビニ宇宙ステーション | 片手だけつないで~Den Mond und den Stern,Deine Hand fasst~

コンビニ宇宙ステーション

count:1-1「嬉し、楽しいバイト生活」


大学に入ったのが4月。

遊ぶ金欲しさにバイトを探し始めたのが5月に入る少し前。


そして、7月現在。


「いらっしゃいませー」



人口密度が限りなく低いコンビニでバイトをしている。

ただしく言えば、俺の働いている時間が夜から早朝にかけてまでの時間なために人口密度が限りなく少ないだけで、どちらかといえば昼間や夕方は忙しかった気がする。


仕事の内容は客が来たら接客だし、来ない間は掃除や商品管理とか、まぁ色々やっているわけだ。


「原沢(はらさわ)くん、どうかしたの?」


不意に自分の名前を呼ばれて我にかえった。
本日、一緒に勤務中の本間さん(ただしくは:本間 奏。「奏」と書いて「かなで」と読む。実にオシャレな名前だ。ちなみに女性で年齢はおそらく20歳程度)が上目遣いで俺をみる。
178cmの俺と俺の目測で155cm程度の本間さんでは必然的にそのような姿勢になってしまうのだが、そんなことは置いておこう。


「すみません…ちょっと考え事をしていて。」

「本当に?

まだ休憩とってないから、眠くなったのかと思っちゃった。」


あぁ…癒やされる。
その笑顔と優しさはまるで砂漠のオアシスのようだ。

現代社会という「癒やし」が欠如した社会ではこれほど貴重な存在はな


ピンポーン

「「いらっしゃいませー」」


原沢 直人(はらさわ なおと)


性別:男
年齢:19歳(自称崖っぷちティーンエイジャー)

血液型:B

職業:学生兼某コンビニ従業員


備考:妄想という不治の病にかかっている。