もし、イチローの年俸が1000万だったら・・・・
こんばんは。
今回も「営業の組織風土」について。
※前回の「営業の組織風土」は、こちら
今日、以前コンサルティングで支援に入っていた会社の
トップ営業マンの方と久しぶりに電話で話をしました。
彼は嘆いていました。
「こんなご時世で、残業代がカットされました。
しかもインセンティブはついていません。
これじゃとても割に合わないです」
この企業さんは、地元でも優良企業で通っている会社です。
業歴は30年。
社員数は60名ですが、
帝国データバンクの評点は地元でも有数の高得点を取っている
企業さんです。
しかし、もともと職人体質の企業さんで営業力が非常に
弱い企業さんでした。
そこで、新規事業を立ち上げ、優秀な営業マンを何名か
雇い、新規営業に力をいれていました。
このトップ営業マンの方は年齢は30歳です。
しかし、月収は手取り14万円だそうです。
いくら地方都市とはいえ、トップ営業マンの給料としては
安すぎます。
そうです、こちらの企業さんは、「営業の組織風土」がないのです。
「営業の組織風土」の中には、
適切に評価をし、
適切な報酬を提供する
ということも含まれます。
確かに、彼がいちプレイヤーとしての視点でのみ、話をしていることは
理解しています。
しかし、彼の気持ちも十分理解ができます。
「もし、イチローの年俸が1000万円だったら」
マリナーズに残るでしょうか?
彼の実力をイチローと比較するのはやりすぎかもしれませんが、
例えとしては悪くないと思います
中小企業の経営者様。
色々な想いがあるのは十分承知しております。
もし、優秀な営業マンにもっと活躍をしてほしければ、
「正当な」評価
をしてあげることを忘れずに。
あくまで、「正当」な評価です。
過大評価でも、過小評価でもいけません。
「正当」な評価が重要です。