エピローグ
名前の由来は、もう伝説となったLAPIS氏
強さに肖るどころか、随分名前を汚してしまった。
全く強くなかった、もう一人のLapis。
ひょんな事から結成された1UP・・・
ほんの小さなPK活動の試みから、大きな目標を掲げる。

赤と青が出会える機会を作ろう。
赤と青が戦える機会を作ろう。
そして、フェルッカを盛り上げよう。
戦い、ある時は正々堂々と。
ある時は残忍に。
そしてある時は、無抵抗で傷を負い。

多くのPker達と対峙してきた彼らには、
俺達はどう映ったのだろうか。

ただのターゲットとしてしか映らなかったのであれば
きっとそれは、初心を忘れてしまっていたからだろう。
なぜPKKになったの?
誰かを守るため。
か弱い者を守るため。
仲間を守るため。
そして自分自身守るため。
かつて、PKに襲われて復讐を誓ったのが君達ならば
今、そういった経験もなく 力を振りかざすためだけにPKKになろうとする者がいる。
それは果たして、良いことなのだろうか?
俺達は歴史を繰り返すために、ここに来た。
終わらない物語を作るために。
終わらない歴史を繰り返すために。
一躍有名になった活動。


ネタ思われても、知って欲しかったことがある。
こいつは手強いシミュレーションであることを。
激しくぶつかる赤と青の勢力。
火花のように咲いて散る、それぞれの思惑。


時には勝ち戦、時には負け戦。
それもまたいいだろう。


生と死。数多くの修羅場。
彼らは輝いていた。
そして、イベント。すばらしい日々・・・・
多くの者を魅了した宝と、それを巡る争い。

戦いの場から去る者達もいた。
また、新たに戦いを挑む者達もいた。


圧倒的な力の差を知りながらも、生きようとした者達の記憶。
安全を求めすぎた者達の末路は、皆も知っているとおり
TとFというくだらない境界を作ってしまった。
その頃から、きっと徐々に何かが崩れ始めてきたのだろう。


だが・・・まだ光は失われてはいない。
自分自身の正義を持つ者がまた、この地を訪れるだろう。
ある者はPKKとして。
またある者はPKとして。
そして俺達の思いは次の世代へ。
青ネーム達は失わない武器を持って戦うことができ、
赤ネームは一部地域でのみのスキルロス緩和という保護を得たこの時代。
PKに殺され、いつかアイツより強くなってみせる・・・と幽霊姿で誓う者はもういない。
通報するのが当たり前となり、復讐すらも他人任せにしたこの時代。
多くの戦争屋や派閥軍人達が行き場を失い、
一般人を相手に猛威を振るったこの時代。
仮にも赤い名を持つ者が、偽りの正義の徳のために
自ら炎に飛び込んだ、そんな時代。
あなたはどう過ごしてきただろう。
もう戻れない日々へ別れを告げ、
新しい時代へ。
暗黒時代の到来によって、
フェルッカの行く末は、誰も寄りつかぬ荒野となるのか?
それとも、戦いを求める者達で溢れる世界になるのだろうか?
その行く末を案じながら・・・
The Last Beautiful Free Soul on this Izumo、出雲最後の美しき自由人・・・?
ここから去り行く者達へ 、ここから始まる者達へ。
2003.2.19 Lapis The Murderer
