進化したインターネット
今日は進化したインターネットに関して書きたいと思います。
インターネットって本当に便利ですよね。
昔はこういうものがなくて、当時、私が汎用機といわれる
大型のコンピュータのシステムエンジニアをしたいた時代では
本当に何を調べるについても
何回読んでも分からない、マニュアルを読んだり、
工場に電話して、あ~でもない、こ~でもない
挙句には「その件についてはどこどこに聞いたらいいよ」と、
教えたもらった連絡先が既にかけたところで、
そこからここに連絡しなさいって聞いて連絡しているのに、
どういう事?何、たらい回し?
みたいなことをたくさん経験してきました。
本当になつかしいな。。。
でも今はそんなこと(一部であるにしても)ないですよね。
それは、便利なインターネットがあるおかげだと思います。
もう知らないことがあったら、
すぐにググレば、いろんな情報が見つかるし、
そこから自分にあう適切な情報をピックアップすればいいだけのこと。
私が今までプログラマーとしてやってこれたのも
こうしたシステムが充実してきたおかげかもしれません。
でもそうしたインターネットも更なる発展があるように感じます。
何かというと、情報のシェアリングということです。
昨日の記事にも書きましたが、
第4密度になれば、ほとんどの内容はシェアリングされる世界です。
それは、こういうインターネットで検索される情報も対象になると思います。
今はグーグルとか、企業で本当にたくさんの情報を
抱え込んでいる部分がありますが、
情報量は無限に存在するので、いずれ限界もやってくるでしょう。
これから無限に湧いてくる情報に対して、
リアルタイムに反映できなくなってくるかもしれません。
これは、1つのサーバー(本当は1台のサーバーではないのだが)に
集中して情報の索引を保管しており、
その情報の収集処理が追いつかなくなれば、
本当は情報が存在するのに最終的に情報を発信しているところまで
到達することができなくなってしまいます。
また、情報自体はWEBサーバーなどで公開されていますが、
これは基本的に双方向ではなく単方向です。
つまり、サーブする側とされる側、
サーバーとクライアントというモデルで
二極性の役割を持っているシステムであると言えます。
そもそも本来のインターネットのモデルは
軍事システムのアーパネットから発展し、
通信経路が閉ざされても、あらゆるルートから
双方向通信することが目的だったはずです。
だけれども今は対等ではなく、
そういった情報を発信する側と受信する側とに
分けられています。
じゃ、これからはどうなるのがいいのか?
もうピーンときた人がいるかもしれません。
そう、P2Pが更なる発展になる鍵を握っていると思います。
P2Pというと、あの悪名高きWinnyとかで使っているやつでしょう
などと思っている方がいるかもしれません。
P2P=Winnyだし、
Winny=悪、
みたいな方程式がある人も多いと思います。
でもよく考えてみましょう。
何が悪なんでしょうか?
何も悪いところはありません。
これは例えて言うなら、
ナイフは人を殺傷することができるから
ナイフ自体は悪だと言っているのと同じ理論です。
Winnyは単純に技術であり道具だったのです。
Winnyの開発者を弁護する訳ではないですが、
Winny自体はとっても素晴らしい技術のひとつです。
問題はそれを使う人がいろいろと取り沙汰されただけのこと。
そして、そういう問題を起こした人たちも単純に
ファイルをシェアリングしただけのこと。
今はこの制限のある地球にいるから
やれ著作権だの、
肖像権だの、
いろいろ問題視されますが、
次元があがれば、そんなこと本当は問題にならないことは
お分かりだと思います。
だって、所有という概念がないのですから。
それより、どんどん情報が共有化されるようになるでしょう。
でもどうして、それが今までのサーバークライアントモデルと
違うのかというと、
P2Pのネットワークで張られたノード(つまり、PCや携帯など)が
単体の情報を保持し、ネットワークを通じて、
必要なときに必要なだけ、
情報がいきわたるというシステムにできるからです。
簡単に説明すると、
P2Pネットワーク全体で1つの巨大な情報のデータベースを
持つということになるのです。
早い話が両方ともサーバーでありクライアントであると
言ったほうが分かりやすいでしょうか。
そして、それぞれの単体の情報は、単一ノードにだけに
存在する訳ではなく、
情報がロストしてしまうのを防いだり、
情報配信されるスピードを高めるために
必要に応じて別のノードにもコピーされてネットワーク上で
分散化やキャッシュ化されることになります。
どうでしょう、こういう風に聞いたら
P2Pは悪だと思うでしょうか?
逆に私はワクワクしますけど。
それに知っていると思いますが、
P2Pの技術は他にもあります。
みなさんが使っているSkype、これもP2P技術の結晶です。
そしてお分かりだと思いますが、
今回の震災では大活躍したと思います。
キャリアのサーバーはアクセスが集中してダウンしたり
輻輳が起こるのを防ぐために通話規制を行いましたよね。
当然の結果が起こったまでです。
サービスがひとつに集中すると単一障害点を引き起こすのです。
私も以前勤めていた会社で、
P2Pを使うプロジェクトを自分で提案して
実際に携わったことがあります。
知っている人もいるかと思いますが、
オープンソースである、JXTA(ジャクスタ)というものを使いました。
これは通信プロトコルもP2P標準として
当時(確か2001年位だったか)サン・マイクロシステムズが
提唱したプロジェクトであり、
その後オープンソースコミュニティに移管して開発を続けるものの、
開発リーダーが亡くなってからというもの
その後まったく活性化されなくなってしまいました。
そういう、中途半端な実装のままのものを利用したために、
結構大変な思いをしてプロジェクトを進めた記憶があります。
まぁ、今となってはいい思い出ですけど。
それを使う使わないはともかく、
そのうちP2Pの技術は見直されることになるし、
もっと使われるようになるのではないかと感じるところです。
早くそんな時代がくることを願って。
今日もありがとう。
インターネットって本当に便利ですよね。
昔はこういうものがなくて、当時、私が汎用機といわれる
大型のコンピュータのシステムエンジニアをしたいた時代では
本当に何を調べるについても
何回読んでも分からない、マニュアルを読んだり、
工場に電話して、あ~でもない、こ~でもない
挙句には「その件についてはどこどこに聞いたらいいよ」と、
教えたもらった連絡先が既にかけたところで、
そこからここに連絡しなさいって聞いて連絡しているのに、
どういう事?何、たらい回し?
みたいなことをたくさん経験してきました。
本当になつかしいな。。。
でも今はそんなこと(一部であるにしても)ないですよね。
それは、便利なインターネットがあるおかげだと思います。
もう知らないことがあったら、
すぐにググレば、いろんな情報が見つかるし、
そこから自分にあう適切な情報をピックアップすればいいだけのこと。
私が今までプログラマーとしてやってこれたのも
こうしたシステムが充実してきたおかげかもしれません。
でもそうしたインターネットも更なる発展があるように感じます。
何かというと、情報のシェアリングということです。
昨日の記事にも書きましたが、
第4密度になれば、ほとんどの内容はシェアリングされる世界です。
それは、こういうインターネットで検索される情報も対象になると思います。
今はグーグルとか、企業で本当にたくさんの情報を
抱え込んでいる部分がありますが、
情報量は無限に存在するので、いずれ限界もやってくるでしょう。
これから無限に湧いてくる情報に対して、
リアルタイムに反映できなくなってくるかもしれません。
これは、1つのサーバー(本当は1台のサーバーではないのだが)に
集中して情報の索引を保管しており、
その情報の収集処理が追いつかなくなれば、
本当は情報が存在するのに最終的に情報を発信しているところまで
到達することができなくなってしまいます。
また、情報自体はWEBサーバーなどで公開されていますが、
これは基本的に双方向ではなく単方向です。
つまり、サーブする側とされる側、
サーバーとクライアントというモデルで
二極性の役割を持っているシステムであると言えます。
そもそも本来のインターネットのモデルは
軍事システムのアーパネットから発展し、
通信経路が閉ざされても、あらゆるルートから
双方向通信することが目的だったはずです。
だけれども今は対等ではなく、
そういった情報を発信する側と受信する側とに
分けられています。
じゃ、これからはどうなるのがいいのか?
もうピーンときた人がいるかもしれません。
そう、P2Pが更なる発展になる鍵を握っていると思います。
P2Pというと、あの悪名高きWinnyとかで使っているやつでしょう
などと思っている方がいるかもしれません。
P2P=Winnyだし、
Winny=悪、
みたいな方程式がある人も多いと思います。
でもよく考えてみましょう。
何が悪なんでしょうか?
何も悪いところはありません。
これは例えて言うなら、
ナイフは人を殺傷することができるから
ナイフ自体は悪だと言っているのと同じ理論です。
Winnyは単純に技術であり道具だったのです。
Winnyの開発者を弁護する訳ではないですが、
Winny自体はとっても素晴らしい技術のひとつです。
問題はそれを使う人がいろいろと取り沙汰されただけのこと。
そして、そういう問題を起こした人たちも単純に
ファイルをシェアリングしただけのこと。
今はこの制限のある地球にいるから
やれ著作権だの、
肖像権だの、
いろいろ問題視されますが、
次元があがれば、そんなこと本当は問題にならないことは
お分かりだと思います。
だって、所有という概念がないのですから。
それより、どんどん情報が共有化されるようになるでしょう。
でもどうして、それが今までのサーバークライアントモデルと
違うのかというと、
P2Pのネットワークで張られたノード(つまり、PCや携帯など)が
単体の情報を保持し、ネットワークを通じて、
必要なときに必要なだけ、
情報がいきわたるというシステムにできるからです。
簡単に説明すると、
P2Pネットワーク全体で1つの巨大な情報のデータベースを
持つということになるのです。
早い話が両方ともサーバーでありクライアントであると
言ったほうが分かりやすいでしょうか。
そして、それぞれの単体の情報は、単一ノードにだけに
存在する訳ではなく、
情報がロストしてしまうのを防いだり、
情報配信されるスピードを高めるために
必要に応じて別のノードにもコピーされてネットワーク上で
分散化やキャッシュ化されることになります。
どうでしょう、こういう風に聞いたら
P2Pは悪だと思うでしょうか?
逆に私はワクワクしますけど。
それに知っていると思いますが、
P2Pの技術は他にもあります。
みなさんが使っているSkype、これもP2P技術の結晶です。
そしてお分かりだと思いますが、
今回の震災では大活躍したと思います。
キャリアのサーバーはアクセスが集中してダウンしたり
輻輳が起こるのを防ぐために通話規制を行いましたよね。
当然の結果が起こったまでです。
サービスがひとつに集中すると単一障害点を引き起こすのです。
私も以前勤めていた会社で、
P2Pを使うプロジェクトを自分で提案して
実際に携わったことがあります。
知っている人もいるかと思いますが、
オープンソースである、JXTA(ジャクスタ)というものを使いました。
これは通信プロトコルもP2P標準として
当時(確か2001年位だったか)サン・マイクロシステムズが
提唱したプロジェクトであり、
その後オープンソースコミュニティに移管して開発を続けるものの、
開発リーダーが亡くなってからというもの
その後まったく活性化されなくなってしまいました。
そういう、中途半端な実装のままのものを利用したために、
結構大変な思いをしてプロジェクトを進めた記憶があります。
まぁ、今となってはいい思い出ですけど。
それを使う使わないはともかく、
そのうちP2Pの技術は見直されることになるし、
もっと使われるようになるのではないかと感じるところです。
早くそんな時代がくることを願って。
今日もありがとう。