プロ野球なんかを観ていて、今年も現役を引退した名選手が急に監督になったりしていますが、こういうことをやっている限り、競技として発展していくことはないように思います。


 勉強でもそうですが、勉強がよくできることと、指導者としての能力は全く違います。


 とても勉強ができても、教えさせてみるとまったくダメな人も沢山います。


 大学教授などでも、学生時代の成績は抜群なのですが、指導者としてはまったく不適格な人が少なくありませんし、また、研究者としての能力も疑問符を付けざるを得ないような人もたくさんいます。


 勉強が出来るというのは、一つの能力なのですが、だからと言って万能ではありませんし、なにか特定の能力が優れていれば、他の部分で劣ることはやむを得ないことだと思います。


 本来は、その人の能力次第で、その人に合った職業に就くのが最もいいのですが、変に勉強をする能力を評価してしまって、その人の能力と職業とが一致してないことが少なくないように思います。


 これは野球などでもそうで、選手としてやはり優れている人というのは、指導者としての能力とは相反する部分が多いように思います。


 ただ、選手として優れているからダメだというわけではありません。


 落合監督や野村監督のように選手としての実績も優れていて指導者としても高い能力を示す人はいるからです。


 しかし、選手として優れていたから、指導者としても優れているという考え方ではだめです。


 一人ひとり能力や適性を見極め、判断する文化を発展させていかないといけないと思います。