最近の歴史の教科書では、足利尊氏や武田信玄なんかの見慣れた肖像画はなくなってしまっています。


 また、記述をみても、織田信長は桶狭間で今川義元を打ち破りましたとか、上杉謙信と武田信玄は川中島で争いましたとか、簡潔な表現がほとんどです。


 肖像画がなくなってしまったのは、のちの研究で本人のものではないことが分かったからだそうですが、そういうものでしょうか。


 小学校や中学校の歴史の授業で一番大切なことは、子供が歴史に興味を持ってくれることです。


 そのためにパッと見てイメージの湧く肖像画などがあってもいいと思いますし、必ずしも本人のものであることも必要ないようにおもいます。


 昔の歴史の教材を作った人が、その肖像画が本人のものでないことが分からなかったかというとそうでもないでしょう。


 昔の学者の人たちにとって一番大切なことは、子供が歴史に興味を持ってくれるかどうかでした。


 ですから、本人のものでない肖像画でも、イメージに合うならのせていたのでしょうし、川中島の合戦の一騎打ちや桶狭間での奇襲など、いろいろなエピソードを教科書にちりばめていたのだと思います。


 例えば、肖像画が間違っているかどうかなど、研究者になって調べればいいことで、学校の勉強でそれほど重要視するようなことではないと思います。


 近年の学者さんは、優秀なのはいいのですが、正確なことを書くことばかり考えていて、まったく面白くもない歴史教科書を平気で作ってしまいます。


 優秀でもバカではだめな典型ですね。