8月2回目のシルバー京都巡りは、やはり「涼しく過ごせるところを!」ということで、ミュージアム巡りになりました。

京都伝統産業ミュージアム・国立近代美術館・京都歴史文化博物館に行ってきました。

エアコンが効いていて、快適でしたよ。

 

8月23日(金)、年金女子Aと女子B、それに年金男子Cの3人で、向かったのは岡崎公園です。

まず入ったのは、みやこめっせ地下1階の「京都伝統産業ミュージアム」。ここには京都の伝統産業74品目が展示されています。

 

 

ここは、昨年9月1日から観覧料が有料になりました。大人500円(京都市在住の70歳以上の方は無料)。

でも、500円を払う値打ちはあります。きれいな展示物、珍しい展示物を見るのも楽しいし、実演を見ることもできるし、スタッフの方から詳しい説明をしてもらったりできます。

 

 

 

 

積極的なシルバー世代は、ちょこっと体験学習したり、実演の方やスタッフを質問攻めにすることもできます。

 

例えば、

【ちょこっと体験】

仏具のおりんが8個並んでいて、音を鳴らしてみると、形が小さくなる順番に「ドレミファソラシド」と、音が高くなるのです。おお!年金組三人とも、次から次に鳴らしてみました。

 

 

【珍しいもの】

スタッフから展示仏壇の値段が4千万円と聞いた男子C、驚いて女子組に伝達。手作り京仏壇は、螺鈿(らでん)や漆塗りなどで美しい仕上げ。

スタッフから、日本のお家芸だった漆塗も今や原料のウルシ95%は輸入品と聞き、話題はウルシの栽培に。

 

 

「貝合わせ」の貝の展示では、「大河ドラマでも最近見た」と、身近に感じる女子B。

 

 

間近で見ることはめったにないものの展示には興味津々。

芸舞妓さんの名前入りの京うちわ。

能面、雅楽の衣装や太鼓。

 

 

 

 

【製造工程の学習】

清水焼の展示と製造工程の説明。

 

 

 

西陣織の着物や帯の製造工程の説明。

 

 

 

 

【実演】

友禅染の製造工程の説明と、実演。

プロの職人さんが、詳細に説明してくれました。京友禅は、今も昔と同じように分業になっており、一つの作品に約8人が従事。彼女は糊付けの専門。

企画から販売に至るまでの仕組みの問題点や、職人の年代の分布の偏りの問題点など、若手職人さんの率直な意見が聞けたのは興味深かったです。

 

 

 

 

【お土産】

500円の入場券を買ったときに、ミュージアム・ショップでの200円の割引券をもらいました。千円以上のお買い物で使える券です。

女子Aは黒猫模様の小風呂敷を買いたいけれど、660円なので割引券が使えません。そこで、知恵の働く女子Bが、770円のタオルのハンカチを買って一緒に支払うと、割引ができると。おかげで、女子Aのお土産は100円引き、560円で買えました。(ありがとう~)

 

 

さて、次はランチ。同じ岡崎公園内の京都国立近代美術館へ。(後編へと続く)