今日の伝説は、「こぬか薬師」です。

二条城から東に徒歩5分ほどのところにある小さなお寺ですが、歴史は二条城より古そうです。

いったい、いつごろ、どういうことがあったのでしょう。

 

 

お寺の名前は薬師院、御本尊は薬師如来像で、最初は美濃の国に安置されていましたが、織田信長によりここに移されました。そのころ疫病が流行り、寺の住職の夢に薬師如来が現れ、お告げがありました。

 

『一切の衆生よ、わが前に参ぜよ、諸病ことごとく除くべきに、こぬか、こぬか』

伝え聞いた人々が先を争ってひざまずいて治療を祈ると、たちまち難病が消えた。このことから「不来釆(こぬか)薬師」「こぬか薬師」と呼ぶようになった。(京都検定公式テキストブックより)

 

積極的な薬師如来さまなのですね。治してあげるから、早くおいでって。

京都検定オタク女子、6月初めに行ってみました。

 

二条城バス停前から歩くと、南北の細い通りがいくつもあり、角の自転車屋さんで尋ねてみることに。

 

「釜座通(かまんざどおり)はどちらでしょう?」

つなぎを着たおじさんが、「二つ先」と、慣れた様子で教えてくれました。

 

1年前には、釜座通りの名前もきちんと読めなかった年金女子A、京都検定試験勉強のおかげで、変わった通りの名もたくさん覚えました。

 

 

 

 

薬師院は、こぢんまりとしたお堂でした。参拝客も誰もいない境内で、床几に腰をおろして休めるのがありがたい。

二条城からまっすぐ歩いてきたのですが、昔は二条通には薬屋さん関係の人たちが多く住んでいたそうです。

 

そうそう、この近くに、御金(みかね)神社という、金ぴかの鳥居があるはずだと探してみると、

まあ、たくさんの参拝客。しかも、若者が多い。

 

 

 

 

金運の神様として、この数年、急速に人気が出ております。

実は、昔はお金の神様ではなく、金属のものを作る神さまだったそうです。釜座通という名前からも、なるほど、釜などを作る職人さんがたくさん住んでいたのでしょうね。

 

次、来るときは、宝くじを買うときか、喫茶マドラグのたまごサンドを食べに来るときかのどちらかです。

両方かも🤑