「おいしい!」

 

京都巡りの楽しみの一つが甘いものを食べることですが、それが『歴史ある京菓子』だと、いかにも京都巡りらしいとワクワクしませんか。

 

昨年から京都検定の勉強にはまってしまった私、公式テキストブックをめくっていると、京菓子の唐板(からいた)とか清浄歓喜団(せいじょうかんきだん)、幽霊子育飴(ゆうれいこそだてあめ)など不思議な名称に心躍ります。

テキストブックに載っている京菓子を買いに行きたい、食べてみたいと思うようになりました。

 

由緒あるお店の場所を探し当て(何度か失敗しながら)、お店の方と話をしながら買い物をするというのも、楽しい旅のアクティビティです。百貨店や京都駅で買うときにはない楽しみ方です。

 

今回の花見コースに近いところにあったのが、真盛豆(しんせいまめ)のお店「竹濱義春」だったのです。

はい、女子旅の2名、お店の人にいろいろ尋ねてみました。

 

竹濱義春 (屋根の上に木の看板のようなものが)

 

ご主人らしい方のお話では、真盛豆を作っている店舗は京都で3軒あり、そのうち1軒は東福寺近くにあるそうです。

真盛豆の大きさはお店によって違うそうで、他の2軒の真盛豆は、この店のものより大きいところと小さいところだそうです。

 

 

1個65円のものを3個買いました。

その後、検定受験生は真盛豆の大きさと断面をチェックする楽しみに。 ╰(*°▽°*)╯

 

<真盛豆とは>

黒豆を州浜(すはま)粉という砂糖を水あめで練ったもので包み、表面に青のりがまぶしてあります。いわれは明応年間(1492~1501)にさかのぼるので、五百数十年の歴史といえます。『天台真盛宗の開祖、慈摂大師(じしょうだいし=真盛上人)が北野で辻説法をする時、炒った黒豆に乾燥させた大根の葉をかけ、聴衆にふるまったのが始まり』だそうです。その百年後、北野大茶湯で豊臣秀吉が茶事に合う豆菓子として褒め、現在も茶人に好まれているようです。

 「京都・観光文化検定試験 公式テキストブック」(淡交社)からのまとめ