この年の瀬の季節になりますと、特撮界隈(※特にライダーワールド限定ですが。笑)では

毎年のように恒例行事がございます。

 

それは何と言っても、現行仮面ライダー×前作ライダーとのクロスオーバーな冬の劇場版が

公開される事でございます!

 

今回は『仮面ライダーガッチャード』と『仮面ライダーギーツ』がガッツリタッグを組んでの冬映画

と言う事で、私も早速仕事を蹴り倒して(苦笑)公開初日に我が庭も同然な新宿周辺の

シネコンの一つである新宿バルト9へ観に行って参りました!!!

 

◆『ギーツ』パートについて

 

今作では『ガッチャード』側のゲストキャラ・クロスウィザードによって景和君(タイクーン)、祢音

嬢(ナーゴ)、ミッチー(バッファ)の3人がライダー態のままでケミー化されてしまうと言う異常事態

に陥るのですが、彼ら以外に登場したギーツIXの姿に酷似したギーツケミーと言う謎のケミー

の存在が個人的には凄く気になっておりました。

 

このギーツケミーは景和君達のパターンと大きく違っていて、今や創世の力を手にした神様な

英寿様がケミー化されたものではなく明らかに別人・・・じゃなかった(笑)別生物なのです。

 

ギーツケミーに対して全く興味を示さない英寿様に対し、ギーツケミーはやたらに彼に懐いて

時には危機一髪の英寿様の窮地を救う行動にも出たりしていました。

 

そんなギーツケミーの一連の謎の行動には、英寿様の高校生時代に起きたある出来事が

深く関係していたのですが・・・このギーツケミーの健気さがとにかく可愛過ぎましたわよ!

(『ガッチャード』側のヒロインであるりんねちゃんからも"良い子良い子"されてましたしね♪)

 

今作はまだ公開されたばかりですのでネタバレ要素は出来るだけ控えさせて頂きますけど、

英寿様もかれこれ2,000年以上もの間に輪廻転生を繰り返しているだけあって些細なエピ

ソードを事細かく覚えている余裕は無かったかも知れませんが、せめてギーツケミーの正体は

出来るだけ早めに察してあげて欲しかったなあ・・・って思いました。(T_T)

 

でも本編終盤には英寿様もギーツケミーの正体にようやく気付いて、感動の再会を果たせた

時の英寿様が一筋流した涙には私もついついウルッと来てしまいましたわねえ。

 

このギーツケミーの正体とは一体何者なのか? そして英寿様にとってどんな存在なのか?

その真相は是非とも、各自劇場でそれぞれお確かめ頂ければと思います!

 

そして英寿様と言えば・・・何と何と、『ガッチャード』側の胡散臭いキャラとして追加参戦して

いた伊坂氏・・・いや、ピーコック・・・じゃなかった(苦笑)、錬金アカデミーの調査官である釘宮

リヒト氏が実は英寿様とはかつて只ならぬ間柄だった事が明らかになりました!

 

まさか『ガッチャード』側のサブキャラだと思い込んでいた釘宮氏がまさか『ギーツ』側にもガッツリ

絡むようなキャラだったとは全くの想定外でございましたわよ!!!(苦笑)

 

全体的な『ギーツ』パートの印象としては、景和君達がケミー化されている以上どうしても英寿

様がメインで活躍するシーンが目立っていましたけど、そこはやはり前作の主役ですから当然の

結果でしょうし、今作では"余裕綽々な神様要素"と"感情豊かな人間態要素"と言う異なる

英寿様を久々に同時に味わえた気がして個人的には凄く満足な内容でした!

 

◆『ガッチャード』パートについて

 

既にネット上で情報解禁されましたが、何と言っても今作一番の話題はヒロイン・りんねちゃん

が女性仮面ライダー史上初となるTV本編に於ける2号ライダー・マジェードへの変身でしょう!

 

2号ライダーと言えば、基本的には主人公ライダーにとっての相棒的役割を担う男性キャラ

クターと言う印象が強いのですが、今作ではヒロイン枠のりんねちゃん(マジェード)が主人公・

宝太郎君(ガッチャード)の相棒になると言う解釈で良いのでしょうか?

 

そもそも平成時代の仮面ライダーシリーズから本格的に女性キャラが変身するライダーが度々

登場するようになりましたが、その扱いは例えばTV本編や劇場版でのゲストキャラ枠だったり、

或いはTV本編がクライマックスに差し掛かる頃にようやく登場すると言ったような感じでした。

 

そして令和時代に突入すると、TV本編でのヒロインキャラが序盤からライダーとしての資格を

得るパターンがすっかり定着して行きました。

 

女性ライダーは主人公ライダーや他のサブライダー達に比べると圧倒的に人数が少ないので

ある意味貴重な存在ですし、私も女性ライダーが誕生するのは大歓迎なんですよね♪

 

今や現代社会だって、男性に負けず劣らず女性がバリバリ活躍する時代ですもの!

女性キャラが仮面ライダーになったって全然構わないし問題無いと思います!

 

もしかしたらいつの日か、女性キャラを主人公に据えた令和仮面ライダー作品が誕生する日

もそう遠くないのかも知れませんわねえ~♪

 

で、今作でりんねちゃんが変身するマジェードの第一印象は、とにかくフォルムが可憐で美しい!

 

かつてのファム(『劇場版・仮面ライダー龍騎』やツクヨミ(『仮面ライダージオウ』)のように白を

貴重としたカラーリングもかなり素敵で実に私好みなデザインです♪

(差し色的に要所要所にオレンジのカラーリングも含まれている事から、一見するとフォーゼ

っぽく見えたりもしますわね。)

 

こんな感じで劇場先行で2号ライダーとして認定されたりんねちゃんですが、TV本編に於ける

初変身はどうやら来年明け以降に持ち越しになりそうです。

 

そしてそれ以外の印象的シーンとしましては、宝太郎君のママ・珠美さんが自身の学生時代

を熱く語る際にさり気なく真っ赤なヨーヨーを取り出した場面で思わず「おおっ、それはもしや

アレなのでは!?」と即座にその隠しネタに気付いてしまったところでしょうか。

 

おそらくそれは私だけではなく、80年代中盤の頃の珠美さん(の中の人)を良く熟知していらっ

しゃる方々も同じ反応を示したのではないかと思います。(苦笑)

 

高校での宝太郎君のテスト成績が散々だった事がバレてしまったが故に、珠美さんが前述の

通り切々と自分の若い頃を説くシーンなのですが、もしかして珠美さん(の中の人)がつい勢い

で「宝太郎、許さんぜよ!」とヨーヨーを振り翳しながら啖呵を切りやしないかと、ちょっと焦って

しまいましたわよっ!(^^ゞ

 

今作を以って『ギーツ』ワールドは一旦の一区切り(※来年リリース又は配信予定のVシネ

作品やスピンオフ作品を除く)となり、今後は『ガッチャード』中心の世界が展開して行く事

になりますが、どうやら来年明けには宝太郎君(ガッチャード)やりんねちゃん(マジェード)に

次いで遂にスパナさん(ヴァルバラド)もライダー化決定の情報がチラホラと上がって来ており

ますわね!

 

ただ、私個人的には錬金アカデミーの生徒達を束ねるミナト先生にも是非ライダーになって

頂きたく存じます!

 

これはあくまでも予想と言うか願望に過ぎないのですが、もしかしたらTV本編が終了するまで

には何らかの理由がきっかけとなってミナト先生もライダーの資格を得るような気がしています。

 

とは言え、もし仮にミナト先生のライダー化が実現したとしても願わくば闇落ちだけは絶対に

させないで頂きたいデス!(超切実!)

 

年末年始の慌ただしい状況が落ち着いたら、今作一番のお気に入りシーン(=英寿様と

ギーツケミーのほのぼのとしたやり取り)をもう一度確認しに又シネコンに足を運ぼうかな?

と検討し始めるSilverなのでした♪