その突然の訃報は、某・アーティストのモバイルサイト経由から届けられた1通のメール(※いわ

ゆる有料会員限定に不定期配信される携帯メルマガみたいなものです、ハイ。)がきっかけで

知る事となりました。

 

訃報の主とは、藤井徹貫さん。

 

主に音楽雑誌やネット上でのライブレポ等で様々なアーティストに関する記事を執筆する、

いわゆる音楽ライターさんの一人でした。

 

徹貫さんと言えば、TMのお兄様方やその弟分ユニット・accessに関する記事やツアードキュ

メント本等に代表されるアーティスト関連書籍を沢山執筆してくれたり、しかも彼ら本人達とは

アーティストとライターと言う立場を超えてかなり親密な間柄であると言う印象が強い事もあり、

私にとっては非常に馴染み深いライターさんでも有りました。

 

前述のメールで徹貫さんの訃報を知らされた私は、余りの突然さに思わず絶句してしまう

程に衝撃を受けてしまいました。

 

そんな・・・嘘でしょ!? 徹貫さんって、まだ全然お若い年齢だった筈では!?(T_T)

 

徹貫さんの訃報を告げるメールに気付いたのは、遅ればせながらこれが送信された日の翌朝

だった事も有ってその詳細を調べる余裕も時間も無いままその日は普通に職場へ出勤し、

少しの残業を終えて帰宅してからは夕食の合間にネットで徹貫さんに関する情報をいろいろと

必死に検索し続けました。

 

すると暫くしてから、音楽評論家の一人である田家秀樹氏のブログに徹貫さんの訃報が

事細かに綴られている事が判り、慌てて彼のブログ記事を拝見する事にしました。

 

徹貫さんの死因は脳幹梗塞と言う病名だったらしく・・・どうやら、いわゆる急逝と言わざるを

得ない状況だった模様です。(T_T)

 

まだ63歳と言う若さで、余りにも突然に天へと召されてしまった徹貫さん。

もう彼が執筆するTMやaccessに関する、愛に溢れた記事を読む事が出来ないのかと思うと

本当に遣り切れない思いで一杯です・・・。

 

例えば、ライブツアーレポートに関する記事の時には、曲名やステージ上の演出も含めて

詳しく書いてくれていたり。

例えば、新譜リリースが迫った頃にはインタビュアーとしてまったりとした友達同士の雑談の

ような記事を書いてくれていたり。

 

特に後者のケースでは、時折ユーモアに溢れた語り口調で相手の自然なリアクションを引き

出してくれていて、読み手側的には毎回楽しく徹貫さんの記事を読ませて頂きました。

 

私がTMやaccessのファンと化して以来、あらゆる音楽雑誌を目にして来ましたけれど、彼ら

に関する記事の殆どは多分徹貫さんが書いてくれていたのではないかと思うくらい、彼の存在

は私のような単なるアーティスト・ファンの一人にとっても欠かせないものだったかも知れません。

 

当ブログでも何度も触れていますように、TMのお兄様方は今年で結成40周年、そして来年

にはデビュー40周年をお迎えになり、今月中旬にはいよいよニューアルバムがリリース予定と

なっております。

 

お兄様方と非常に近しい存在と言っても過言ではない徹貫さんとしても、そのリリースや今秋

開催予定のライブツアーに向けて、今頃はおそらく彼なりに取材準備を始めていた時期だった

のではないでしょうか?

 

その矢先に自らに訪れた現世からの永遠の旅立ちに、きっと彼本人が納得していないのかも

知れませんよね・・・。(T_T)

 

来年のお兄様方のデビュー40周年に際し、徹貫さんが果たしてどんな言葉を用意して彼らを

お祝いしてくれるつもりだったのか、その言葉の数々はもう永久に読む事が出来なくなりました。

 

それを思うと本当に悔しくて悲しくて・・・例え様のない感情が複雑に絡み合いながら私の心を

今も尚しつこく掻き乱して来るのです。

 

どうやら訃報後に営まれた徹貫さんの葬儀(=通夜なのか告別式なのかは不明)には、彼と

親しい間柄だったアーティストさん達が最後の別れに駆け付けた模様です。

 

例えば、TMの超最強なフロントマン・ウツ様。

例えば、accessのスーパーハイトーンボーカリスト・HIRO。

例えば、TMとaccessの両方でライブツアーのサポメンドラマーとして参加していたべーあん氏。

 

ひょっとしたら私の知らないところでも、小室先生や木根氏、それに大ちゃんや葛G等、徹貫

さんと御縁の有った方々が悲しい御対面を果たしていたかも知れません。

 

突然の訃報から数日経った今も尚、徹貫さんの急逝がどうにもこうにも信じられません。

でも、もういい加減にこの現実をしっかりと受け止めなくてはならないんですよね・・・。

 

徹貫さんが長年に亘って懇意にしていたTMのお兄様方やaccessがこれからも輝き続けて

いられるようにどうか空から見守っていて下さい・・・と、願わずには居られない私なのでした。

 

その内に気持ちが落ち着いたら、随分昔にお買い上げした徹貫さん著書のTMやaccess

の関連書籍を読み返しながら生前の彼を偲びたいと思います。

 

私からもこの場をお借りして、徹貫さんの御冥福を心よりお祈り申し上げます・・・。m(__)m