プラムとプルーン。
何が違うのか。あんまり考えたこともないかと思います。
プラムってスモモ。
プルーンっていうと、カリフォルニアプルーン、ミキプルーン。
あんまり生のイメージがありません、スーパーでは生のプルーンも普通に見かけますよね。
これは、洋ナシと日本ナシの違いと同じです。
プラムは日本スモモで、プルーンは西洋スモモ。
同じバラ科スモモ属の植物です。
したがって、プラムとプルーンの木を見れば、同系種であることがよくわかります。
また、プラムもプルーンも意味は同じです。
プラムは英語。フランス語になるとプルーンです。
(英) Plum (仏) Prune
日本スモモは中国原産で丸みを帯びています。奈良時代に日本に渡ってきました。
日本では山梨で多く栽培されています。
プルーンはコーカサス地方原産で、ヨーロッパ→アメリカを経由して日本に渡ってきました。
日本では長野で多く栽培されています。
西洋では古来から奇跡の果物として重用されてきました。
ビタミン、ミネラル、ファイトケミカル、食物繊維、クエン酸やリンゴ酸。
主食を補う成分がまんべんなく含まれており、アンチエイジングの要素がふんだんに含まれています。
特に肉を多く食べる西洋人にとっては食物繊維の多いプルーンは緩下剤としての効果も期待されてきました。
一方、日本すもも。
なんか桃の陰に隠れた脇役のようなイメージがありますよね。
そして、やたらと品種があり、全て日本スモモの仲間です。
大石すもも
貴陽
太陽
ソルダム
サマーエンジェル
サンタ・ローザ
どの果物もそうですが、日本人は品種改良に余念がありませんね。
さて、プラムとプルーン、どっちが栄養価が高いのでしょうか?
味はプラムのほうが酸味が多く、プルーンのほうが酸味が控えめです。
プルーンのほうが食感がねっとりしていて、繊維がちです。
では栄養素を比較してみましょう。
可食部100gあたりの成分
出典:日本食品標準成分表2015年版(七訂)
比較すると、プルーンが圧倒的な勝利ですね。
βカロテンやβクリプトキサンチンなどのファイトケミカルについては、5倍以上の違いがあります。
βカロテンは強力な抗酸化作用を持ち、また、免疫力や美肌に効果があります。
βクリプトキサンチンって、ご存知ですか?
みかんに多く含まれているカロテノイドの一種でβカロテンと非常に似ています。
βカロテンは体内でβクリプトキサンチンに変換されます。
このβクリプトキサンチンは特に温州みかんの果肉に多く含まれており、みかんの黄色の色素の元になっています。
みかんを食べ過ぎたときに手が黄色になる柑皮症は、βクリプトキサンチンの仕業です。
このβクリプトキサンチンは抗がん作用と、脂質代謝改善作用が認められていて、今後もその機能が期待される成分です。
ということで、プルーンとプラム、栄養価はプルーンの圧勝でしたが、好きなほうを食べればいいと思っています。
なぜなら私はプラムが大好きなので負け惜しみです。
ちなみに、栄養成分で比較したときに、乾燥プルーンは圧倒的な栄養価がありますが、あれは水分が少ないので、栄養価が凝縮しているので、数字にだまされないようにしてくださいね。
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