脳梗塞になり、通常の半分くらいしか脳細胞が働かなくなってから、会得したことがある。それは妙な議論や発言をちょっとおかしいと思う感覚である。健康な時にもあったけれど、それがより先鋭化され、おおむね間違ってなさそうだ。
少し前の小西洋之参議院議員、このたびの松川るい参議院議員、少々旧聞に属するが、大村秀章現名古屋知事。
三者の共通点は、東大出身者いうことである。おそらく、皆さん幼少の時から神童的な褒め言葉を耳にしていらしたと思われるが、ご卒業後も立派な職歴を積み重ねていらっしゃる。キャリア官僚というのも共通した経歴か。
その後、皆さん政治家になられているが、学歴・これまでの職歴に比べれば、政治家になってからの歩みは「神童」と言われたほど特筆すべきものではない。
「神童」と称されたというのはおじさんの空想だが、末は博士か大臣かとの声とは別に、期待を大きく裏切る結果を残している。
一人ひとりに例を挙げるのは厭わないが、小西参議院議員は、高市早苗前総務大臣を相手に、『より信憑性が高い極秘文書』を入手し、それを片手に追求された。
総務省という役所は、簡単に極秘文書を野党の議員に渡してしまうものなのか、おじさんは始めにそういう疑問をもった。
次は松川るい参議院議員である。外務省に奉職され、だれが名付けたか知らないが、エッフェル塔前の写真以降、今やエッフェル松川という二つ名をお持ちである。フランスにお子さんを同伴なさっていたという情報も耳にした。
最後に大村秀章氏は元々農水省のキャリア官僚から、自民所属の政治家(衆議院)に初当選し、大臣一歩手前で名古屋知事に転出した。
大村氏は経歴から保守の人間だと思っていたが、あいちトリエンナーレ2019で芸術監督に津田大介氏を起用してから、ネトウヨ界隈の評判ががた落ちになった。
昭和天皇の御影を燃やしたり、韓国で流行っているらしい少女の慰安婦像のベンチを設置したり、『表現の不自由展』なる展覧会?を開催した。これが津田氏の芸術的表現らしい。
おじさんは監督の津田氏がどんな「不自由」がおありになったか知らないが、保守層の愛国精神を逆撫でするような所行に、記憶が確かなら、ネトウヨ界隈は予想通り大炎上し、中止に追い込まれたと記憶している。
その時、大村氏は立憲民主党と大差ない言動でネトウヨをさらに落胆させた。三者の言動は愛国のネトウヨたちを激怒させ、失望させたと言う点で共通している。
まだまだ鳩山由紀夫元総理、志位和夫共産党委員長、福島瑞穂社民党党首と挙げればキリがないが、いずれもおじさんの記憶では東大出身である。三浦瑠麗夫妻もそうだった。東大は奇妙な人物養成機関になってはいないか。
by 考葦(-.-)y-…