中国人船長釈放は菅元首相指示 前原元外相が証言

 

 旧民主党政権下の2010年9月に沖縄県尖閣諸島沖で起きた海上保安庁巡視船への中国漁船衝突事件について、国民民主党の前原誠司元外相は8日、当時の菅直人首相が公務執行妨害で逮捕した中国人船長の釈放を指示したと証言した。

【部分抜粋引用】

 

 

 おおかた予想されていた事だが、こうも早く当時の閣僚から暴露されては、身も蓋もないといったところか。まあ、学生時代からデモに参加して、逮捕されない2列目以降で気勢を上げていたとのエピソードをお持ちの御仁だから、検事の判断だと弁明しそうだ。

 

 

 東日本大震災の折りは、自分は原子力に〝詳しい〟からと、ヘリで視察して初動の遅れを招いたとおじさんは考えている。門田隆将氏の『死の淵を見た男』に当時の官邸や東電との遣り取りが記されている。

 

 

 さて、逮捕された中国人船長について、自民党ならもう少しまともな対応が出来たかと問われれば、首をかしげてしまう。二階幹事長だけではなく、眉中派・親中派が目白押しで、似たような失態を犯していたかも知れない。

 

 

 自民の例では、国は異なるが、北朝鮮の金正男を不法入国で逮捕した際も、当時外相だった田中真紀子が大慌てで返してしまった前例がある。やっかい事を抱えたくないという姿勢は、父君の田中角栄氏に口調は似せているけれど、角栄氏とは似ても似つかぬ腰の弱さで世間を呆れされた。

 

 

 さらに話が変わるが、福田康夫元総理や、麻生太郎元総理にしても、世間の逆風の中、批判を浴びながらも大した政策も打てず、自民下野、民主党政権の下地を作った人間たちである。

 

 

 優勢が伝えられる菅義偉現官房長官にしても、応援を受けている各派閥の中で、どれだけ自分色を出せるのかと少々不安になる。

 

 

 とは言っても、枝野立憲民主党首の様に、河野防衛省のフライング気味の〝解散〟話に慌てふためき、野党が一つになって対抗するという発言を見ると、「今の解散は困る」と言っているようなもので、すっかり野党色に染まっているようだ。

 

 

 此度の自民総裁選にしても、任期は1年ほどだ。その1年に見事な手腕を見せられなければ、リセット石破(おじさん命名)の出番が近づいたと、石破は思うことだろう。だが、彼は首相にしては絶対に駄目な人物であること、菅直人・鳩山由紀夫と大差ない。

 

 

 リセット石破には自らをリセットして自民を出ることをお勧めする。

 

 

by 考葦(-.-)y-…