安倍首相が新型コロナ問題以降、手を縛られたかのように打つ手打つ手が遅れ、しかも、その手がバットの芯を外したような対策だったことに首をかしげるばかりであった。
藤井氏が指摘しているように、近年、我が国の愛国保守が支那の異常性、領土的野心を叫び続けてきた。しかし支那との交易に旨味を覚えた米国はそれらをスルーしてきた。
ようやく新型コロナ問題から、アメリカが我々の指摘を心の底から理解し、世界規模で対中国政策を採っているときに、他人事のように有らぬ方を向いて、習近平を国賓として迎えるように動き、自由と正義の為にアメリカの味方に付くと世界に宣言できないのは、いかなる理由によるものなのか。
我々零細ブロガーである愛国保守は、自分で情報収集に当たれない。そんな時、アメリカからまさに二階幹事長と秘書官の今井某がネックであると指摘されたのである。再度、世界を二分して、左翼ファシズムと自由主義の戦いが繰り広げられようとしている時に、その旗頭であるアメリカに指摘されるとは、誠に恥ずかしい限りである。
二階がどれほどの実力者であっても、日本国民を蔑ろにはしない筈だと信じている諸君、貴殿等の信頼は裏切られ続けている。言葉では遮断すると言っているものの、政府は一度たりとも支那からの入国を遮断できずにいる。現に今も『特段の事情』による入国者は一日1000人前後となっており、おじさんはその中の大部分は支那人だと考えている。
今の感染拡大がこれらの入国者と無縁なら、『特段の事情』による入国者の国籍を明らかに出来るはずだが、相当数のメールが政府や厚労省に届いていると推定されるけれども、小手先の応対で乗り切ろうとしている。
本当は支那からの入国を完全遮断しろと言いたいのだが、その4,5歩前の段階で足踏みをさせられる。何故なら、発表された文書に国籍は記載しなくてもいいのだという弁明から始まったからだ。
やがてそれは加藤厚労大臣の命令だと判明し、国民民主党の大塚参議院議員が麻生副総理の答弁を引き出し、次に国籍は明らかになったけれども、航空機のクルーが含まれているだのと子供じみた弁明を繰り返し、二国間協定で当然それは入国が許可されると調べて反論する。
特段の事情による入国者が感染増加の一因であると言われたくないための目くらましの弁明の応対に追われ、厳しい一撃を加えることが出来ないのだ。
二階がどうの今井がどうのというより、この二人は日本国の敵だと断定してしまっていいのではないか、という考えも頭をかすめたが、何かにつけ支那の味方をする人物だというほかに二階のことは何も知らない。
ただ二階は思想的にマルクス・レーニン主義にシンパシーを感じるような人ではなく、単に支那との太めのパイプが、日本との交渉事に役に立つと思われ、事実その役目を果たすことで党内の勢力を拡大していった。
しかし、今、アメリカに指摘され、自由主義を表明するのに障害となっているとなれば、アメリカはどちらの側につくのか問い質してこよう。
冷戦時代に自由主義が正しいと証明されたと先進国は考えていたが、支那はうまいと言うより狡い手法を用いて、表面上、自由主義国のように振る舞った。
世界もまんまと錯覚し、いずれこちらに来るだろうと、自由主義国の一員として遇した。それが欺瞞であったことを、此度の新型コロナの一件から、香港のデモ取締りの様子を通じ、国家安全維持法施行等々、支那がファッショのモンスターだと米国を始めとする世界が気付いた。
支那としては、決して隠していた訳ではなく、勝手に自由主義側が誤解して動いてくれたと言うだろう。
いずれが優れたシステムかの優劣はとっくの昔に完全に決着がついている。そのエビデンスは、現在、左翼側の旗頭であった旧ソ連が地球上に存在しないことである。支那が巨大な数の国民をコントロールするために旧ソ連の共産主義を選択したのだ。
いずれにしても、どのように言葉を飾ろうと、支那の悪辣さは突出している。自慢する訳ではないが、おじさんは国民服の時代から、不気味な印象を拭いきれなかった。
豊にするとろくな事が無いと思っていた。だが経済界の人士は儲けに目がくらみ、どんどん資本を投入していった。ドラえもんのまがい物のような着ぐるみも、後進性の表れとみて見逃してきたが、知的財産を奪う戦略であったことが明らかになり始めている。
by 考葦(-.-)y-…