三橋貴明氏の著書【知識ゼロからわかるMMT入門】を読み終えた。

 

 

 上記書籍は経営科学出版から出ている書籍であり、経営科学出版やDirect出版から、お買いになった方はご存じだと思うが、ネットでしか購入できない商品である。

 

 

 https://38news.jp/38MMT/MT_TV/

 

 

 知識ゼロでは無かったんだけど、或いはこれまで分かっているつもりでいたんだけど、やはり簡単には説明できない理論であると感じた。もともと素養の無い経済の話なので余計だが、既存の経済学者や財務省の役人などから相当抵抗される理論だと思った。

 

 

 まず、財政破綻論者が言う様々なケースは、すべて論破され尽くしている。我が国の第2次安倍内閣から始まった日本銀行と政府が連携した今日までの歩みが、逆にMMTの理論を補強するデータを提供していると言われている。

 

 

 MMTのいう①自国通貨を発行している国で、自国通貨で国債を発行している国は債務不履行に陥らない、で簡単に論破されてしまう。既成の経済理論信奉者の懸念は解消されてしまうのである。

 

 

 つまり、デフォルトに陥るケースを考えると、償還を外国通貨で行っており、償還時にその外国通貨を準備できなかったケースが考えられる。

 

 

 少し前にデフォルトが問題になったギリシャのケースは、通貨はユーロだから自国の通貨ではない。ユーロ建てで発行した国債が償還できなかったのである。つまり①自国通貨を発行している国ではなかったケースである。

 

 

 本書はものすごく丁寧に説明してくれているのだが、日銀当座預金、政府小切手の辺りに来ると、何となく分かる程度になってしまう。

 

 

 三橋氏のYoutube動画で、藤巻健史氏が日銀と政府を「効果が無いにもかかわらず、止めようとしない」と批判し、最新刊は日銀の政策の誤りにより、財政が破綻するとのたもうようになった。

 

 

 

 

 年季の入った破綻論者から、新しいアイテムを見つけては破綻に結びつける財務省御用達の経済学者まで、相手にする三橋氏や藤井京大大学院教授、西田昌司衆議院議員は大変だ。

 

 

 おじさんは直感的にMMTが正しいと思う。数十年後の未来にMMTを組み込んだ経済学が提唱され、ノーベル賞を取ると思うが、ピント外れの議論を自慢げに投稿したりすることのないよう心がけたい。

 

 

 ①貨幣は債権と債務の記録

 ②誰かの赤字は誰かの黒字

   ②-1 国の赤字国債発行は国民の黒字

 

 山本太郎がMMTを三橋氏から学ぶ動画をご紹介したが、分かりやすい理論だから国は税金を取らなくてもいいんだとか、生活保護を国民全員にという話に進展する可能性を恐れていた。

 

 

 此度、都知事に立候補して公約に都民に10万円ずつ支払うと言っているようだ。まず、都は貨幣を発行できない。どういう理屈でそうなるのか知らないが、身体障害者を政治家にしたような男だから、何処か変形している可能性がある。

 

 

by 考葦(-.-)y-…