わたくし考葦は、十分に勉強することなく、新型コロナウイルスの話や、MMTの話を投稿させて頂いている。まさに付け焼き刃そのものである。
MMTの話でも、分かった気がして話し始めるのはたやすいが、図表を持ち出されて反論されたら、押さえ込む自信などない。
よくぞまあ嘘の経済理論を床の間に奉り、成果の検証もせうずにいられたものだと感心する。反対勢力は財務省を中心とする財政均衡論者である。
この表はMMT論の学者なら容易に説明できるけれども、それ以外の学者は苦しいでしょうねと、ステファニー教授は仰る。これほど顕著な何経済学か知らないが、その経済学を用いて40年以上続けた結果、金利がマイナスの世界へ入る事態になっている。
ここで、MMTのおさらいを……
現代貨幣理論(げんだいかへいりろん、英語: Modern Monetary Theory, Modern Money Theory、略称:MMT)とは、経済(特に財政)に関する理論の一つ。
- 「貨幣は商品ではなく信頼に基づく貸借関係の記録(負債の記録)である」
- 「貨幣は銀行等が貸借関係の記録を書き込む時に創出され、返済する時に消滅する」
- 「世の中に貨幣が存在するのは、政府が一番初めに貨幣を支出したからである」
- 「貨幣の信用・価値は、国家の徴税権によって保証されている」
旧勢力の反論
- 無制限に国債を発行すれば、財政が破綻する。
- インフレを制御する手段がなく、ハイパーインフレになることを制止できない。
どうしてそうなるのかな。バブルがはじけて以降、インフレにしたくて、ようやく安倍が日銀とタッグを組んで超弩級の政策をなさった訳だが、今ひとつ成果が上がらなかった。
デフレを脱却できなかった戦犯はだれだ。安倍首相か。財務官僚か。プライマリーバランス信奉者か。麻生財務大臣か。いや全員と言っていい。むしろましなのは安倍と言っていいのかも知れない。
今回、財務官僚も、麻生大臣も、時間をかけて、ちまちました財政出動では、国民の大反発が予測され、いやいや補正予算でお嫌いな赤字国債を発行して、民間に配ることを決めた。
だがその腹の中は、何時、復興増税をやろうかと考えている。それをさせないように気をつけなければいけない。そうすればじわじあわと効いてきて、安倍待望のインフレ圧力がかかるかも知れない。
税金は消費税を下げるのが一番効果的だ。
安倍も5%で止めて2から3年同じ額だけ国債を発行し続けていれば、とっくにデフレは脱却できた。プライマリーバランスがどうした。財政の破綻がと言って成果が出る前に芽を摘んできたのが、我が国の財政だった。
政府の借金は国民の預金である。緊縮財政というのは、国民を貧乏にするための施策である。それにより自殺した日本国民は、財務省に殺されたと考えてもいい。〝実績のない〟MMTはそう考える。消費税はインフレを抑制しブレーキをかけるための施策であり、デフレを脱却するための施策ではない。
日本には頭の良さを日本人を不幸にするために使う財務官僚がいる。赤字国債、財政破綻、プライマリーバランス等々、全部こいつらの圧力で生まれたものだ。いまでも職員を個々の国会議員に派遣して、自分たちの虚偽説を信じさせれる努力を怠らない。
拳を振り上げて〝地動説〟を糾弾する間違った仲間に入らないようにしたいものだ。MMTーーこれは将来、笑いものになるかならないかの試金石だ。
(文中敬称略)
続く
by 考葦(-.-)y-…