なかなか朝日新聞らしい記者が書いた視野狭窄・近視眼的解釈が表明されている。〝最初〟とはカセム・ソレイマニ司令官が米軍ミサイルによって死亡したことを指す①と三浦記者は考えているらしい。
しかし少しく情報を知ろうとする者なら、その前に何らかの要因があるのではないかと考えるのが普通であろう。元記事に書かれたネット諸氏が指摘するように、アメリカの在イラン大使館の52人の人質事件を開始と見るべきであろう。②
その証拠にトランプのTwitterに52と言う数字が出ている。それに対してイランは1988年のイラン航空機がアメリカの巡洋艦が発射したミサイルによって撃墜され、290人の死者を出したことを言っている。③
事の発端を云うのなら、②か③をいうはずなのである。あるいは西側諸国と敵対関係になったという点では、反ホメイニ派テロリストが駐英イラン大使館を占拠し、アメリカの特殊部隊により殺害された事件が先と解釈する見方もある。④
確かに三浦記者のような書き方を好む人々も居る。しかし、ジャーナリストの端くれに位置する者が、人気のあるイランの司令官がアメリカのミサイルにより殺害された。そして、その報復としてイランがミサイル攻撃をしたという薄っぺらな解釈で納得できるとは驚きである。
イランは死者・負傷者が出ないように、慎重に慎重に攻撃目標を決め、攻撃前に外交ルートを通して戦争にするつもりはないと匂わせている。このようなイランの複雑な立場と行動を三浦記者は理解できるのだろうか。日本で総理を批難するような簡単な構図ならいいんだけど、国際間の腹芸のような事は理解できないんだろうね。
だからといって落ち込むことはない。君の先輩には錚々たる人々が居る。もっともお幾つなのか知らずに書いて来たのだが、かつて北朝鮮を〝地上の楽園〟と賛美した先輩、伊藤律架空会見記事、従軍慰安婦記事と枚挙に暇がない。今もモリカケ報道、花見報道とほとんど捏造に近い報道を繰り返している。つまり会社そのものに未来がないというのがネット保守層の客観的な見方だ。
おおかたの読者には言うまでもない事だが、三浦記者の文章に違和感を感じなかった人の為に解説しておくと、殺害されたソレイマニ司令官は、テロ部隊の総司令官と言ってよい人物であった
by 考葦(-.-)y-~~~