兵庫県というところは、悪いこともあれば、いいこともある。何処でも同じように、いい事もあれば悪い事もあるが、複数の先生が一人の先生を苛めるという前代未聞の事件が明らかになったかと思うと、ゴルフで滝川第二高校出身のアマチュアの古江彩佳選手が、プロを差し置いて危なげなく優勝したというニュースも流れてきた。

 

 

 苛めや犯罪のニュースに接するとまたかと思うのは、我が兵庫県は際だって悪質な犯罪が発生するからだと思われる。神戸連続殺傷事件、別名、酒鬼薔薇事件や、尼崎の連続変死事件の容疑者、留置場で自殺した角田美代子など、新聞を賑わせる事件が起きるからである。

 

 

 此度の女子ゴルフの古江選手のように、神戸生まれのアマゴルファーがプロの試合で優勝するといった慶賀すべき事ならば、幾ら起こってもいいが、教師という少なくとも人間の教育に携わる人間が、同僚の教師を複数の人間ではがい締めして、辛い物を喰わせるとは――こんな人間は、教師以前に人として失格だろう。

 

 

 連続殺人事件の容疑者と同じにしてくれるなと、いじめ教師は言うかも知れないが、根っこは『角田事件』と同じだ。

 

 

 だから、こんな人間を許してはいけないのだ。反省しても教師としてやってはいけないことをした人間は、教師を続けることは許されない。手癖の悪い警官が自分の休み時間に巡回の振りをして空き巣に入っていたようなものだ。金額が少なかったからいいとか、反省しているからいいという問題ではないのだ。

 

 

 学校の先生が先生を苛める。まあ、みんな「いやがってるとは思わなかった」と弁明していると聞いた。こんな教師は子供の苛め問題を見逃しても、友達の間でふざけていると思っていた、ぐらいに弁明するであろう。

 

 

 だいたい、こんな先生が子供のいじめを理解できる筈がないだろうし、相談を受けたとしても対処できるとは思えない。泥棒が人の物を盗ってはいけないよと意見する図と同じ、大いなるブラックユーモアである。

 

 

 それと、表向きは有能な教師を校長が自分の赴任した学校に呼べるという制度があり、主犯格はその有能な教師だったそうだ。ただ呼んだのは前の校長だったようで、今の女校長は難しい立場に置かれていたと聞く。

 

 

 この制度、ある校長が愛人関係にある教師を自分の赴任先に呼ぶということも出来るわな。 

 

 

by 考葦(-.-)y-~~~