スポーツマンはスポーツマンシップに則りプレーをする。ラグビーのノーサイドの潔さと清らかさはアメフトにはないのか。おそらく日大以外のアメフト部にはそれがある。
スポーツは代理戦争と言われる。戦争は人を傷付け環境を破壊し、大きな痛手を被る。それに代わる智恵として、スポーツが生まれ発展していった。
まず一通りのルールを決める。数多く対戦するうちに矛盾が生じルールが改正される。それが常に行われる事が熟成の証しである。
ボクシングが分かりやすいだろう。危険と判断すればレフリーが身を挺して試合を止める。対戦者は拳に憎しみや怒り、殺意を込めるかも知れないが、あくまでもルールの中で戦う。時にサミングや故意のバッティングと疑われる行為をする選手が出現するが、そういう選手はファンが離れていき、結局、選手寿命を短くする。
ここでスポーツを行う上で必要最低限の項目を整理しよう。
- スポーツは戦争の代替物として生まれた人類の知恵の産物である。
- 相手を尊重するスポーツマンシップを持つこと。
- 試合が終われば相手を讃え、遺恨を残さないこと。
それは選手だけではなく、監督コーチも同様である。
さて、今回の日大アメフト部の選手が犯した〝傷害事件〟で監督コーチにスポーツマンとしての精神があっただろうか。もし欠片でもあったなら、加害者を即座にベンチに引き揚げさせ、厳しく指導しなければならなかった筈だ。同時に被害者の元へ駆けつけ、容態を確かめ、相手監督に即座に詫びを入れている筈である。
もしNFLであれほど酷い反則があったなら、大乱闘になって収集がつかなくなっていただろう。もしかしたら、永久にチームが消滅する事態に発展していたかも知れない。
関学大の監督選手はスポーツマンとして見事であった。一方、日大の監督選手はどうか。動画では選手は相手QBに駆け寄った様子がない。事故後、最前線で采配をふるわなければならない内田正人監督は、何処かに雲隠れし、姿を見せない。
そして、やっと現れたと思ったら開口一番「かんさい学院大」と仰せになった。今まで定期戦を行いながら相手校の名前も知らなかったほど、権力にのぼせ上がっていたのか。試合をしたいという大学なら幾らでもある。つまり、その他大勢の大学として相手をしてやっていたということだろう。
内田よ、正しくは関西学院(かんせいがくいん)大学である。日大よりはるかに偏差値の高い大学である。本来の学問の府として、日大如きに蔑まれる位置にはいない。兵庫県人として、関西人として、まことに気分が悪い。
選手はしていいことと悪いことの区別は付いている。それを敢えてしたと言うことは、精神的に弱い人間だったのであろう。相手を壊すぐらいのタックルをしてこいと、何時も言われていたはずである。それをあのタイミングで行い、その後のベンチは驚いた様子がない。つまり、予定の行動であった。それ即ち、監督の指示であったということではないか。
恥ずかしげもなく大学の理事に止まる大学とはどんな大学だ。理事長様は相撲部のご出身だと耳にした。一度、理事長がお書きになった卒論を拝見したいものだ。
アップ直前にYoutubeの動画タイトルを見ていたら、3回同じような反則を犯しているという。そうなると、話は違ってくる。関学大にも問題が存在する。試合を放棄すべきだった。そして〝連盟?〟に提訴すべきだったのではないか。また、審判にも問題が出てくる。日大だったから一発退場にしにくく、選手を出場させ続けていたことになる。
監督の意図と選手の解釈に乖離があったと言ってるそうだが、〝乖離〟と言う字が読めて意味が解るのか。明確に指示していないのなら、内田は何故、当該選手をベンチに引き揚げさせなかったのか。顔のことは言いたくないが、どうにも権力が好きな男の顔は好きになれない。少し前に都議で実力者がいた。おお、あれも内田だった。
もうアメフトは駄目だね。腐りきっている。勿論、日大抜きで選手権を戦うくらいの猶予は与えていい。日大へ行こうとしていた選手は他の大学に分散されるだろう。そうなると、日大アメフト部も自然消滅する。
それが嫌なら、OB連中は声を上げ、内田とコーチを大学から追放しろ。ついでに相撲部出身の理事長も辞めさせろ。どうせこいつの後ろ盾があったから、こんな無法な事件が生じたのだ。雲隠れもこいつの指示だ。日大自体が瀕死の重体であるのが解らないのか。
by 考葦(-.-)y-~~~