現在、カナダで行われているカーリング世界選手権女子で日本代表として出場している富士急チームのスキップ小穴選手の失敗続きで、おじさんをいらだたせている。

 

 

カーリング女子富士急チーム

出典 工学院大学附属中学校・高等学校<公式ブログ>

 

 

 平昌の時は、途中で謎のストーン磨きが行われ、その後、日本代表は奮わなかった。今回の世界選手権では、サードに助っ人の小野寺佳歩選手を起用し、6戦して3勝3敗の勝率5割で折り返した。折り返しの時点で石磨きが行われるのかどうかは知らない。

 

 

 後半戦最初のスコットランド戦では、助っ人小野寺を休ませ、富士急チームだけで戦っているが、素人から見ても凡ミスが多すぎ、後攻の利点を全く生かせず、逆に連続スティールされて前半を終了した。

 

 

 5エンドの最後の1投は、これに当ててこうすれば2点の目があるという解説の言葉も空しく、当たって運次第のところもあったとは言え、どの石にも当たらずただハウスを通り過ぎて行った。作戦上、わざとハウスに残さないというのは何度も見たことがあるけれど、あんな石が密集する僅かの隙間を通過させる方が高度な技術がいったろうと、皮肉りたくなる。

 

 

 聞けばベテランの西室淳子が妊娠のためリザーブに回ったとか。絶対的なフニッシャーと書いてある記事から推測すると、西室は4番目に投げる選手だったのだろう。つまりスキップ・司令塔という大黒柱がいない状態で世界大会に臨んでいることになる。37歳という年齢と結婚している女性である以上、致し方ないとは思う。そういう事情を勘案すれば、小穴選手のミスも広い心で受け止めなければならないのだろうが、余りにも思い通りになっていない。

 

 

 日本選手権で優勝したチームだから出場は順当なのだろう。ただ、スキップが怪我や今回のような妊娠で控えに回ったとき、その戦力ダウンは計り知れない。むしろ準優勝チームを出した方が強いと思われる。もちろんこんな事は想定外だし、規約に盛り込む事は出来ないだろうが、戦力ダウンチームを応援する身にとっては歯がゆいものがある。

 

 

 こんな事を書くと「あなたには何の関係もない」とまたコメントを頂戴するかも知れないが、法律は期待権という権利を認めている。期待権の侵害という具合に使うようだ。また、こういう素人観戦者が人気を形成するものだし、人気が高くなれば国からの補助金も多くなるというのは自然な流れである。決してカーリング界にとってマイナスではない。故に、敢えて言わせて頂いた次第である。

 

 

 気になるので、続きを観に行く。終了して予想通り今大会不調のスコットランドに負けていた。小野寺を外したのが正解だったのか。延いてはチーム単位の選考という在り方が正解なのかどうか、協会に再考願いたい。

 

 

by 考葦(-.-)y-~~~