HONDAが小型ジェット機の販売を開始したのは知っていた。スタイリッシュで軽量、燃費が良く、内部空間が広いというメリットは知っていた。しかし、誰が先行するメーカーを抑えて販売台数1位に躍り出ることを予想しただろうか。

 

 

 HONDAはご存じ本田宗一郎が起こした会社である。本田が技術屋であり、技術屋を優遇したのは誰もが知っており、藤沢武夫という本田と対極にある経営実務家との二人三脚の話も有名だ。そして二人とも自分の子供を会社に入れなかった事も伝説となっている。

 

本田宗一郎:出典おやじさんとの日々

 

藤沢武夫 出典:kouzy.net

 

 

 HONDAは代々技術者がトップになることもご存じだろう。リーマンショックの影響でF1から撤退し、予定の車の開発を中止し、経営の立て直しに図る一方で、小型ジェット機の開発は止めなかった。それは技術者がトップであったからこそである。

 

 

 その時の会議でここでジェット機を止めたら、「ただの車屋になってしまう」という一言で、小型ジェット機の研究開発が継続されたという社風におじさんは鳥肌が立った。

 

 

 F1は今年新チームとのコンビで不調を立て直すようだが、本田宗一郎のホンダイズムが継承されている限り、必ず他のチームがひれ伏すようになるだろう。

 

 

 この動画のタイトルにヒュンダイがどうのこうのと謳ってあるが、ヒュンダイなどパクリ精神でやって来ただけで、自社の開発力など底が見えている。国自体がホンダイズムとは真逆の価値基準を持っているのだから、比べるのもおこがましい。

 

 

by 考葦(-.-)y-~~~