朝日新聞のマスメディアとしての使命を放棄した動向については、昔から保守系言論誌で飽くことなく語られてきた。働く職員達はペーパーテスト秀才には違いなく、自分たちが優秀な勝ち組人間だと思っていることも確実である。各場面での朝日記者の傍若無人な振る舞いは枚挙に暇がない。給与も驚くほど高いそうな。

 

 

 しかし、朝日の歴史を見ると、馬鹿な大学が『天声人語』を入試問題に採用して、その対策として受験生は必然的に天声人語を読むことになってしまった。どんな愚論でもテストに出るからには、読まなければならない。それを大学が問題に採用するほどの知的な新聞と朝日自身も、購読者もはき違えてしまった。

 

 

 かつておじさんは朝日の記者は感動や同情という真の意味を知らない人間だと断じた記憶がある。それは中野信子著の『サイコパス』の定義で語られる人種と重なり合う。あるいは昔の『平気で嘘をつく人々』に出てくる人間と同じである。

 

 

 

 

 

 シリアルキラーはサイコパスだが、逆はまた真ならずで、サイコパスが必ずしもシリアルキラーになるとは限らないということを中野は教えてくれた。よって、近くにサイコパスは一定割合で生存しているのである。

 

 

 良心がないという点では、会社もそれを構成する職員も同じであろう。上役からの命令であったとしても、自分の心に染まない事を書き連ねるのを苦痛と思わないのだろうか。それとも、高給を失いたくないからなのか、ステイタスを失いたくないからなのか、途中で退社した者はどの程度いるのだろうか。次々と疑問が湧く。定年退職してから朝日を批判している書物は数冊読んだことがあるが、定年前に辞めて批判に転じた人を知らない。今調べると、稲垣えみ子という人がいるそうだ。いずれ読んでみようと思う。

 

 

 職員個人がサイコパスではなかったとしても、株式会社朝日新聞としては完全なサイコパス会社である。おじさんはこういう会社もブラック企業に入れるべきだと思う。

 


 先に大勢の保守ブロガーを経由してリブログした元記事も、朝日新聞の欺瞞性を指摘されていたが、本稿では安倍晋三総理夫人安倍昭恵の行動が、少なくとも森友学園問題に於いて、善良で何の問題点もなかったことを付け加えておきたい。

 

 

安倍昭恵:出典 The Mainichi

 

 

 『徹底検証「森友・加計事件」』の著者、小川榮太郎も、さも昭恵夫人を介しての口利きがあるかのように紙面を構成しており、報ずべき事を報じない昨今の朝日新聞の、読者が錯覚することを狙った謀略であると論証している。

 

 

 だが、事実は、昭恵夫人は総理の妻という立場を弁え、籠池夫人とのメールの遣り取りでも、慎重に言葉を選び、夫の立場を傷付けないよう細心の配慮が窺われる返信のメールを出している。また籠池側の執拗な懇願に対し、自分がそういう立場にはないこと、しかし、事の推移を見守るという立場を堅守している。良妻かどうかは夫が決めることで他人がとやかく言うものではないが、賢妻であることは疑いない。

 

 

 世間やワイドショーが言うような軽いお嬢様ではない。このことだけは皆様に知って頂きたい。政府側が昭恵夫人を巻き込まないため作戦的についた嘘(隠し事:朝日が使う嘘とは次元が違う)が、結局、追及を長引かせた面を小川は指摘している。まあ、何をどう返答しても、そう思い込みたい連中には、あまり効果はなかっただろう。

 

 

 数年前に若手論客の遠藤 浩一を失い、火の消えた思いをかこっていたおじさんだが、小川榮太郎の存在が急激にクローズアップされてきた。国の内外に難事を抱える日本だが、ネットの保守ブロガーの存在と小川のような若手論客の台頭に少し癒されている今日この頃である。もちろん、読者の方々の存在も言うまでもない。

 

 

by 考葦(-.-)y-~~~