出典:自動車保険ガイド

 

 運転しながら違和感を覚え、前の軽四の乗用車を注視した。すると違和感の原因が判明した。写真の様に若葉マークとシルバーマークが並べて貼り付けてあったのである。ちなみに若葉マークは『初心運転者標識』、シルバーマークは『高齢者運転手標識』が正式名だそうだ(自動車保険ガイド)。

 

 

 これはブログネタに写真に収めなければならないと、信号待ちの際にデジカメで写すべく追走していたところ、うまい具合に次の信号が赤になり軽四が停止した。早速、鞄からデジカメを取り出し構えてみたが、方向が真西向きだったのか、サングラスを通してさえ、夕暮れ前の強烈な逆光で何も見えない。

 


 ブラインドを降ろしてはみたものの、自分は逆光から遮られたけれども、デジカメは強烈な逆光を受けることに変わりはない。液晶も白く光って見えない。仕方ないので、勘で僥倖を頼りに数枚写した。

 

 

 軽四はその信号で左折していったので、一瞬、追いかけるかどうか迷ったけれど、こちらは所用がある身である。これは〝縁〟がなかったと諦め、おじさんは目的地へと直進した。途中、コンビニに止まり、日陰で確認するも案の定、白い光と軽の車らしきものは確認できるが、肝心のマークは写っていなかった。雪山のホワイトアウトもこんな感じになるのだろうか。

 

 

 所用を終え、帰宅の途上、頭の体操として、両方貼るケースを想像してみた。

 

 

 シルバーマークは70を越えてから義務づけられるそうなので、普通は70以上で初めて自動車免許を取ったケースが考えられる。または何かの大きな事故か違反で免許が取り消され、再度、取り直したケースもある。

 

 

 ほかにはどうか。孫が免許を取り、お爺さんお婆さんの車を借りて、ときおり乗るというケースはどうだろう。当然、孫はシルバーマークを外して乗るだろうが、爺さん婆さんは、わざわざ若葉マークを外して紛失でもしたら孫に怒られるので、若葉マークの横に貼ってから出かけるという具合だ。

 

 

 二重に貼ったからと言って、2倍安全になるとは思えないが、おそらく違反にもならないのだろう。

 

 

by 考葦(-.-)y-~~~