おじさんは粗忽者である。

 

 

 ちょっと気になることがあって、書店を訪ねた。それは『Hanada』という『WILL』に似た雑誌を広告で見かけたからだ。月刊誌のコーナーへ行き、当該雑誌を探していたら、『WILL』と並んでよく似た体裁の『Hanada』という雑誌が平積みにされている。『WILL』の別冊なのか? どういうことだ? Hanadaというのは花田紀凱氏から取ったネーミングだろう。

 

 

 『Hanada』を手にとってパラパラと捲ると、【蒟蒻問答】がある。『WILL』とは別に発刊されたのだろうかと、それとも『WILL』は『Hanada』に移行するというのだろうか。発行元を見る。〝飛鳥新社〟となっている。何かワックと軋轢が生じ移籍せざるを得なくなったのかと頭を過ぎったが、それなら何か耳に入っていてもよさそうなものだが……。

 

 

 事情は分からないけれども、これまで読んでいた『WILL』の方にも櫻井よしこ、呉善花、百田尚樹氏らの名前も見える。編集方針が大きく変わった訳では無さそうだ。どうやら、従来のコラムなどは『Hanada』に引き継がれたようだ。ならば買うのは『Hanada』だということで、『Hanada』10月号を買って帰った。

 

 

 

 

 おそらく数ヶ月前に編集責任者の花田氏は〝移籍?〟されていたのだろう。所謂創刊から幾つか読んでない月があるはずだ。でも何故、『WILL』は欠かさず読んでいたのに気付かなかったのか。ただ興味ある記事を読んでいただけだったからだろうか。

 

 

 遅まきながら調べてみると、今年4月に『月刊Hanada』は創刊されている。これはさらにショックだ。こんな鈍感人間に最新のニュース解説など言うもおこがましい。いくつかのテーマを時間を掛けてウォッチし、自分流に若干味付けしてお伝えするしかない、と改めて決意した次第である。

 

 

 それほどの期待はされていないとは思うけれど、おじさんのペースが合うという読者もきっといらっしゃることを信じて、従来のペースで行かせて頂きたいと思う。悪しからず……。

 

 

by 考葦(-.-)y-~~~