前回、上掲の『集団ストーカー』という書籍を発見し、読了後、投稿することをお約束していた。


 幸い薄めの新書版だったので遅読のおじさんも何とか1日で読み終えることが出来た。内容を一言で言うと、予想に反して「集団ストーカーなるものは存在しない」というものであり、では何なのかと言えば、統合失調症(精神分裂)を患っている人(の妄想)である、という結論だ。


 当ブログの主張、あるいは日々チェックしている被害者の思いとは正反対だが、それはそれで構わない。もともとおじさん自身が疑心暗鬼で調べ始めた事でもあるし、あることがきっかけで間違いないと確信を得た結果が、現在の活動?に繋がっているのだから。それよりも同書出版のお陰で、ネットに縁のない人々の目に触れる機会が増え、〝集団ストーカー〟という用語が世間に認知されることによって開かれるかがあると思うからだ。


 さて、著者の古牧和都(こまき・かずと)氏は盗聴器発見を主体とした探偵業を営み、数多くの「集団ストーカー」の被害者に接し、その一方で長年
「集団ストーカー」に関する検証WEBサイトを運営して来られたようだ。


 実地体験に加え、そのWEBサイトでの相談事例等も加味して、上記の結論を出されたようである。まさに、しっかりとした探偵業の依頼に基づく数多の事例の裏うちもあり、別に議論をふっかけられた訳ではないが、これに反駁(はんばく)するのは至難の業かも知れない。


 しかし、こちらも〝左様で御座いますか〟と引き下がるわけにはいかない。おじさんも〝集団ストーカー〟の存在を知った当初、半信半疑で毎日のように検索して知識を深めようとしていたが、古牧氏のWEBにはたどり着けなかった。しかし、だからといって氏に不信感を覚えている訳ではない。むしろ、同書を読めば分かるとおり、我が儘な依頼人に対し粘り強く丁寧な仕事をされる方だと敬意を表したいくらいである。そう言えば、プロフィールには盗聴の特番でテレビ出演もしたと書かれているので、普段からテ
レビ局にも信頼される仕事をなさっているのだろう。


 古牧氏からは失調症仲間と思われるかも知れないが、おじさんの人生の中では、しばしばこういうことが起きる。つまり、本来、上位に来るはずの老舗サイトに気付かず、見えていても通り過ぎてしまうようなことがあって、まるで誰かに故意に隠されているような気分になることがある。そういうときは大体見ない方が人生にとってプラスになる場合が多い。


 それはともかく、古牧氏に比べ、こちらは本とネットでの学習にすぎないが、集団ストーカーやテクノロジー犯罪と検索するだけで、たちどころに数十程度のブログを発見できる。偽
被害者が入ってしまう可能性はあるが、それは今は一先ず措き、基本的に被害を綴っているのだから被害者のブログと考えてもいいだろう。


 これらの人々が全員、統合失調症と言えるのか。古牧氏はメカにも強い様子が窺えるが、依頼者があまりにもメカに弱いことを挙げられ、よって思考盗聴などには首を傾げておられる。現時点の科学でもそれは無理だろうと考えておられるのか、直截(ちょくせつ)には書かれていないけれども、むしろその言葉を統合失調症見極めのキーワードと考えておられる節が窺える。
続く