もともとの騒動の発端はこうだ。ガジェット通信に綺麗に纏めてあるので、引用しよう。

 

 『スカパー!』や『Youtube』、『niconico』などで生放送が行われている『虎ノ門 ニュース8時入り』という番組で、4月24日に香山リカさんをはじめとした出演者が、同番組の別の日の出演者である青山繁晴さんやそのファンに対し暴言ともとれる発言を行い、翌週5月1日にその謝罪を行った。しかしその前日に香山さんは『Twitter』で愚痴のようなものをツイートしており、すぐ削除されたのだが香山さん本人はアカウントの乗っ取りを示唆したというもの。DATE:2015.05.08 21:30
     http://getnews.jp/archives/948120


 と言うことで、当該番組を探したが、おじさんの力量では探し当てる事はできなかった。代わりに8分の1氏が作製された〝総まとめ?〟をどうぞ。


 冒頭の1分ほどが問題の映像である。





 CM中のような雰囲気の雑談部分が放映された経緯は知らないし、そういう雰囲気の番組なら、放映中に髪を直すのも有りなのだろうね。


 相手が無名の人間なら、誰も問題にしないし、局を挙げての大事にもならなかった。だが、香山らの話題の主が青山繁晴であったことで、スポンサー及び局は青山に降板されでもしたら大損害と、次の青山が担当の日に大袈裟な謝罪部分を入れてしまった。


 それを受けた青山の態度は大人のものであった。私に対してはもう結構ですと言い、局側がホッとしたのも一瞬、、続けて、視聴者をネトウヨ呼ばわりし、愚弄したのは許せない、私にではなく視聴者に詫びるべきではないかと正論を述べ、局も善処すると答えこの騒動の幕は下りた。


 香山が謝罪文で述べていたように、〝信者〟という言葉を用い、話題の端緒を作ってしまったけれど、〝信者〟には宗教と無関係の意味もあり、その意味で用いたと押し通していれば、事は収束に向かったことだろう。


 ところが、よほど腹に据えかねたのか、香山女史は謝罪する一方で、前日、自身の Twitter に怒りのツイートを6個ほどアップしてしまった。それを『虎ノ門』の山田チーフプロデューサーが発見し、謝罪文(コメント?)と異なると指摘したところ、香山によりそれらは直ちに削除された。


 しかし、ネットの怖さは一度アップしたものは、誰かが保存してしまうということだ。だからこうして後日、読むことが出来てしまう。その削除された投稿がこれである。(拡大してご覧ください)

出典:Girls Channel 《リンク



 次に香山は自身が担当する回の番組内で、これは自分が言った言葉ではない、アカウントを乗っ取られた可能性があると弁明なさった。


 だいたいこの時点で、ネットの皆様は、これは自分で書いたもので、アカウントの乗っ取りなどではないと思われたに違いない。


 何故なら、ツイートをお読みいただければ分かるように、テレビ局でのこんな細かな遣り取りを関係者以外の誰が書けるというのか。会議に出席した局の誰かか、香山女史と行動を共にする誰かとなって、犯人はすぐにあぶり出される。

 
 女史が井戸端のうわさ話のような事を文章で謝罪させられて、お怒りになったことはよく理解できる。しかし、SNSにアップした事で、小さな弁明(嘘)が拡大していく図は枚挙に暇がない。


 冷静に眺めると、先の〝乗っ取り〟発言から香山女史が妙な行動と発言を連発し、消えて行こうとしている問題にガソリンをぶっかけ、自ら火を点ける恰好になった。自身の調査の結果、アカウントの乗っ取りではなく、PCの乗っ取りだの、下書き(やはり書いてたのか!)が投稿されてしまった、つまりアプリの誤作動だのと言い、その都度、的確な指導を山田氏に受けていた。


 こんな日経電子版の記事を発見した。《リンク

『精神科医の香山リカさん「相手への想像力劣る」 』2015/2/17 12:25

 精神科医の香山リカさんの話 携帯端末は常に身に付けているため、嫌なことがあったり怒りを覚えたりしたときに、一呼吸置かずに書き込んでしまう怖さがある。実生活が思うようにいかず、インターネットの投稿で憂さ晴らしをしている人が、特に若い世代で多いのではないか。

  ただ実際には社会的な地位がある人も悪意ある書き込みをすることがあり、不可解だ。ネットは双方向のコミュニケーションができる場なのに一方的に投稿し、 後は逃げたり知らないふりをしたりするという人が多い。書かれた相手がどういう思いをするのかを想像する力が全体的に劣ってきていると感じる。〔共同〕


 女史よ、貴女のような方に必要なのは、貴女が書かれたこの言葉なのではないか。また、適した著書も何冊も書いておられる。おじさんは読んだことはないが、タイトルを拝見して下のようなものが参考になると愚考する。

出典:amazon


 
 香山氏に申しあげたい。青山氏は折に触れ、私の言葉を鵜呑みにするな、自分の頭で考えろと言っている。おじさんはそこが魅力になっているのではないかと考えている。だから、一定年齢層以上のファンがいるのは予想していたが、一種のカリスマとして心酔している若者がいることにむしろ驚いている。


 青山繁晴はジャーナリストとして何を扱っても分析が的確であり、内外に情報源が多そうだ。また、視点が独特でスクープも多い。もし予想が外れたり、スクープが根も葉もない代物であったなら、彼はジャーナリストとして今日まで生き残れなかったであろう。青山の発言を扇情的だと捉える向きもあるが、よほど情報と自分の言葉に自信がなければ言えないということぐらい、貴女ならご専門なのだから分かるはずだ。


 何のリスクもなく精神科医としてちょっと上の立場から物を言う貴女とは、覚悟の程が違う。須田も『そこまで言って委員会』で聞く限りでは、特に反日の匂いは感じなかったけれど、詰まらないことを口にしたと、以後は貝のように口を閉ざしている。これはこれで一つの見識である。


 司会のサンキュー某が仕事しろ、とからかったのは、青山氏の日に来ている客に対して言った言葉だったのか、その日来ていた客に向かってなのか判然としないが、謝罪コメントを見ると、青山氏のファンに対して言ったのだろう。


 一番謝らなくてはいけないのは貴様だ。香山のツイートで『学者芸人』として表現にこだわりあるそうだが、知性のかけらも感じられなかった。お前が言うな。お前如きが青山の何を語れるというのか。この映像で一番腹が立ったのはお前の言葉だ。


by 考葦(-.-)y-~~~
2015-05-26 19:14:16 書き始め