『集団ストーカー認知・撲滅』を読み続けているが、遅々として進まない。こういう教科書的な集団ストーカーのありとあらゆる情報を詰め込んだ書物は、もしかしたら一般読者には嫌われるかも知れない。
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おじさんはそこそこの読書家だと自負しているが、おじさんにとってはちょっと苦手な構成がなされている。しかし、こんな場合は奥の手がある。それは順番に読むのではなく、興味をもったところや、理解できそうなところから読むのである。どうしても目を通さなければならない場合は、ページを逆から読んだり、章を飛ばしたり、あの手この手で全編一通り目を通す。
いずれにしても、著者が1頁目のタイトルの下に書いておられるように、『本書は過去の被害記憶・独自調査・多くの被害者の方々の被害報告に基づき、総合的に分析した16年間の被害結果報告です。』――とてつもない時間を掛けて産み出された成果である。
普通なら学術研究書といっていいほどの研究成果なのに、事が事だけに封印され続け、よくぞ出版社が見つかったものだと感心する。もちろん自費出版とお見受けしたが、おじさんの目に入ったほどだから、かなり売れている筈である。
被害者の方からの情報では、ある被害者の会へ行ったところ、偶然にもそこの主催者・会長が著者だったようである。被害者でありながら被害者救済と、タイトルにある認知・撲滅のために会を主催されているとは、並大抵の精神力ではない。被害者の方々も仲間を得て励まし合えるであろうし、そこを拠点に全国へ拡大して行けば、陰湿な犯罪が明るみに出て、加害者連中も手が出せなくなる時代がきっと来る。希望的観測かも知れないが、信じれば必ず実現する。
かつてストーカーという言葉が一般的ではないとき、自分の置かれた立場がどのようなものかを説明するのに百万言を要した。つまり、言葉はなくとも全国にストーカーは一杯おり、被害者も同じ数だけ存在した。それと同様に、集団ストーカーも言葉が認知されれば、一発で理解されるのである。
この書籍を出版した会社の経営者は、自分なり社員なりが集団ストーカーの被害を受ける虞があると恐怖に囚われなかったのであろうか。多分著者はいろいろと考えたであろう。自費出版とはいえ、持ち込んだ会社にストーカーの所属する組織の人間がいれば、すぐに組織に筒抜けになるだろうし、妨害されたり出版阻止の手を打ってくることは容易に想像できるからだ。
勇気ある出版社と最大限に褒めさせていただく。おじさんは出版の仕組がどのようなものかは知らないが、大いに本が売れ、著者も出版社も潤って貰いたいと切に願う。
次は同書に書かれている武器とその効果について、お話ししたいと思う。
続く